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IIJ、クラウドストレージを利用する社内ファイルサーバー「FOBAS」を提供

2019年2月20日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2019年2月20日、クラウド上でファイルサーバーを提供する「IIJクラウドファイルサーバソリューション」のラインアップを拡充し、クラウドゲートウェイ製品「FOBAS」(FOBASコンサルティング製)を追加した。同日付けで提供を開始した。

 Amazon S3互換のREST APIでアクセスできるクラウドストレージ「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」と、オンプレミスにおくクラウドゲートウェイ装置のFOBASを組み合わせて提供する(図1)。

図1:IIJクラウドファイルサーバソリューションに追加したクラウドゲートウェイ「FOBAS」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)図1:IIJクラウドファイルサーバソリューションに追加したクラウドゲートウェイ「FOBAS」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)
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 FOBASは、社内に設置したCIFS/SMBファイルサーバーとして利用できる。FOBASにファイルを保存すると、バックエンドではクラウドのオブジェクトストレージにデータを保存することになる。FOBASはキャッシュ機能も備えており、クラウドストレージでありながらオンプレミスのストレージのように高速にアクセスできる。

 FOBASは、データ圧縮機能や重複排除機能も備える。これにより、クラウドストレージに保存するデータ量を削減できる。さらに、ウィルス対策機能、アクセスログの定期生成、クオータ(保存量の上限)の設定機能などを標準で提供する。Active Directoryによるアクセス権限の設定も可能である。

 クラウドストレージ上のデータと、ユーザー拠点とクラウドストレージ間の通信経路は、暗号化する。インターネット回線を使ってクラウドストレージにアクセスできるので、専用線やVPNを敷設する必要がない。データは、IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスの東西リージョンに同時に保存できる。これにより、ファイルサーバのDR(災害復旧)対策がとれる(東日本リージョンでのサービス提供は2019年3月以降)。

 価格(税別)は、以下の通り。初期費用(FOBASの導入金額)は、物理アプライアンスが398万円、仮想アプライアンスが298万円。月額費用(クラウドストレージ利用料)は、1Gバイトあたり7円。

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IIJ / Amazon S3 / REST / オブジェクトストレージ

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