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NECソリューションイノベータ、AIで人材ライフサイクルを支援する「NEC HR Techクラウド」

2019年4月17日(水)IT Leaders編集部

NECソリューションイノベータは2019年4月16日、AIを活用し、人事関連業務における人材の適正配置やリテンション(自社にとって必要な人材を確保するための施策)などを支援するクラウドサービス「NEC HR Tech クラウド」の提供を開始した。価格(税別)は、初期導入費が1社当たり1万円で、月額利用料が1社当たり1000円。分析については、1社員1分析当たり100円(1人の社員を複数回分析した場合は複数カウント)になる。

 「NEC HR Tech クラウド」は、企業が保有する人事・勤怠などの人事管理データを、AIを用いてクラウド上で分析し、「適正な人材配置」「研修の効果判断」「リテンション」を行ううえで参考となる数値情報を提供する(図1)。これにより、従来行われてきた、上長の経験や知見に依存した人材の配置や研修の投資判断といった人事関連業務の効率化を支援する。

図1:NEC HR Tech クラウドの概要(出典:NEC)図1:NEC HR Tech クラウドの概要(出典:NEC)
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 具体的には、まず、AIにモデルとなる社員の人事管理データをモデルデータとして学習させ、その企業の特徴を反映した「学習モデル」を作成する。その後、対象となる社員の人事管理データと学習モデルを使用し分析することで、業務適性などを数値化して提供する。これにより、人事関連業務を実行するうえでの判断などを支援する。なお、これらの学習および分析は、個人が特定できない情報のみを用いて行う。

 社員の急な異動や離職などの際に、最適な後任の配置を支援する。同等のポジションで活躍したモデル社員の人事管理データから作成した学習モデルを使用し、後任候補となる社員の保有スキルやキャリアプラン情報を分析することで、適性度を統計的に算出する。算出された適性度を最適な人材配置を判断するための参考情報として利用することができる。

 人材育成のために、社員に最適な研修を選定する際の判断なども支援する。対象の研修を受講したモデル社員の人事管理データから作成した学習モデルを使用し、対象社員の保有スキルや業績評価、過去の研修受講情報を分析することで、受講の効果を統計的に算出する。対象社員がその研修を受講することが知識/スキルの習得や業務への寄与につながるかの判断に役立てることができるようになる。

 離職の可能性のある社員への効果的なフォローを支援する。過去に離職した社員の人事管理データから作成した離職との相関を表す学習モデルを使用し、対象社員の保有スキルや業績評価情報、勤怠情報を分析することで、離職の可能性を統計的に算出する。算出した情報を参考に、離職の可能性のある社員を事前に察知して、効果的なフォローを検討できるようになる。

 NECソリューションイノベータは、サービス提供開始後3年間で、300社への導入を目標にする。

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NECソリューションイノベータ / HCM / HRTech

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