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デジタルアーツ、閲覧権限をリモート制御できるファイル暗号化ソフト「FinalCode」に新版

2019年5月14日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

デジタルアーツは2019年5月14日、ファイルの閲覧権限をリモートで制御できるファイル暗号化ソフト「FinalCode(ファイナルコード)」の新版「Ver.6」を発表した。新版では、ファイルを作成した時点で自動的・透過的に暗号化する機能を追加したほか、ライセンス体系を改めた。2019年6月27日から提供する。価格(税別)は、最小構成となる10ライセンスの場合、年額12万円。

 FinalCodeは、ファイルの閲覧権限をリモートで制御できるファイル暗号化ソフトである(図1)。ファイル単位で、指定したユーザーやグループに限って閲覧できるように制限できる。ファイルが手元を離れた後でも、リモートで閲覧権限の変更や一括削除ができる。ファイルを閲覧するユーザーは、専用のビューワを使って閲覧する。

画面1:FinalCodeの画面(出典:デジタルアーツ)画面1:FinalCodeの画面(出典:デジタルアーツ)

 提供形態に応じて、 SaaS型クラウドサービスの「FinalCode@Cloud」と、オンプレミス環境向けに仮想アプライアンス型で提供する「FinalCode Ver.6 VA」がある。

 新版では、新機能として、ファイルを作成した時点でファイルを自動で暗号化する「透過暗号化機能」を追加した。PC上でファイルを作成・保存した時点や、ファイルをダウンロード保存した時点で、自動で暗号化する。ユーザーは、暗号化を意識することなく利用できる。データの不正な持ち出しを防止するだけでなく、ファイル作成者本人も生データを持たない世界を実現する。

 また、これまでオプション機能として提供していた2つの機能を標準で利用できるようにした。1つは、「共有フォルダー自動暗号化機能オプション」である。ファイルサーバー上の共有フォルダを常時監視し、フォルダにファイルが格納された時点でファイルを自動で暗号化する機能である。

 もう1つは、渡したファイルをあとから消す「削除・不正通知機能オプション」である。社外へ渡したファイルに対しても、万が一漏洩の危険があった場合に、アラートで通知し、リモート操作でこれを削除できる。

 ライセンス体系も刷新した。まず、ビューワを使ってファイルを閲覧するユーザーのライセンスを改め、社外のユーザーだけでなく社内のユーザーについても無料で利用できるようにした(無料対象となるライセンス数は、購入ライセンス数の10倍まで)。さらに、購入ライセンス数に応じた価格体系を新たに設けた。導入ライセンス数が多くなるほど単価が安くなるようにした。価格(税別)は、最小構成となる10ライセンスの場合、年額12万円。

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