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決算処理の自動化で月末の業務量を削減─メルカリがブラックラインの経理財務業務システムを採用

2019年7月19日(金)杉田 悟(IT Leaders編集部)

フリマアプリやモバイル決済サービスを提供するメルカリが、決算時期の業務負担軽減のため米ブラックライン(BlackLine)の経理財務業務自動化システムを採用した。アナログ率が高く業務負担となっていた残高照合手続き・突合処理などの自動化を諮る。2019年7月17日にブラックライン日本法人が発表した。

 事業が急成長を続けるメルカリでは、ビジネスニーズに対応するため、効率的で迅速かつ正確な経理財務のオペレーションが求められている。それを推進するなかで、銀行預金の残高照会手続きや資産・負債勘定の残高照会、突合処理などの決算関連業務に多大な時間と手間が掛かっていることが課題となっていた。

 ブラックライン(BlackLine)が提供する経理財務業務自動化システム「ブラックライン」を採用したことにより、月末や期末に集中していた業務量を削減できる見込みだ。ブラックラインは、ERPの経理財務処理を補完するために設計されたクラウドソリューション。決算処理で必要となる、固定資産システムとの残高照合・突合処理などを自動化する。

 日本CFO協会の「経理財務部門のデジタルトランスフォーメーションに関する実態と課題の調査」によると、決算処理を「デジタル化している」と回答した企業は46%だった(図1)。半分以上の企業がExcelなどを使った、アナログな決算処理を行っている可能性がある。

図1:決算処理のデジタル化は進んでいるか?(出典:日本CFO協会「経理財務部門のデジタルトランスフォーメーションに関する実態と課題の調査」)
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 また、四半期や年度末などの時期に処理が集中する決算業務について、継続処理により負荷を分散させる。

 一般的に決算業務は、残高照会、仕訳入力、月次締め、分析、レポートという業務を直列で処理している。つまり、前の処理が終了しないと次の処理に進めない。そのため、日次の入力データが元になっていても、最終的には決算時期に合わせたプロセスとなってしまう。これが負荷の集中や精度の原因となっていた。

 ブラックラインが提唱する「コンティニュアス・アカウンティング」(図2)は、残高照合や伝票突合、ネッティング(差額決済)などの処理を、締めを待たずに短期間で回す。これを継続的に行うことで負荷が平準化し精度が向上する、というものだ。

図2:コンティニュアス・アカウンティングを実現するブラックラインのテクノロジー
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 メルカリでは、ブラックラインの採用でスムーズな経理オペレーションを目指す。加えて、チームメンバーの定型業務の効率化を図り、多岐にわたる社内プロジェクトにも参加できる時間を生み出していきたいとしている。

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