[市場動向]

超高速開発コミュニティが「ローコード開発コミュニティ」に名称を変更

2019年10月16日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

国内でソフトウェアの超高速開発に取り組むコミュニティ組織「超高速開発コミュニティ」は2019年10月15日、名称を「ローコード開発コミュニティ」に変更したと発表した。名称変更によって、国内だけでなく海外へのアピールも視野に入れる。ローコード開発(超高速開発)を発展させるとしている。

 ローコード開発コミュニティ(旧称は超高速開発コミュニティ)は、ローコード開発の普及・啓発活動を行うコミュニティ組織である(画面1)。設立は2013年8月。ミッションとして、ローコード開発(考え方、手法、ツール)の認知度の向上、ローコード開発の適切な活用方法と効果の啓蒙、技術者への実践的活用ノウハウの共有、の3つを掲げている。

画面1:ローコード開発コミュニティのWebサイト(出典:ローコード開発コミュニティ)画面1:ローコード開発コミュニティのWebサイト(出典:ローコード開発コミュニティ)
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 コミュニティの活動は、ユーザー企業による事例発表セミナーを中心に、各種技術セミナーを実施している。会員同士が自主的に情報を交換するための分科会活動も実施している。IT系フェアへの共同出展、外部諸団体への出張講演、記事執筆、なども行う。

 メンバーは2019年10月時点で国内202社。正会員は、ユーザー企業が105社、ベンダー企業(SIベンダーおよびツールベンダー)が38社。準会員は、法人企業が35社、個人が24人。幹事企業は6社で、ウイング、SCSK、キヤノンITソリューションズ、ジャスミンソフト、BlueMeme、ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所、である。

 なお、超高速開発とは、開発工数を大幅に短縮する技術や方法論を積極的に取り入れる考え方のこと。特に、企業向けのアプリケーション開発においては、設計情報からアプリケーションの自動生成・実行を行う技術を中核に、各種のアプローチが登場している。導入済みのユーザー企業は、初期開発だけでなく、その後の保守工程で大きな効果があると評価している。

 一方、海外では、超高速開発分野を説明するキーワードとして「ローコード開発」が登場した。諸外国で急速に「ローコード開発」が浸透していることを踏まえ、このタイミングで世界市場と歩調をあわせる意図で、コミュニティ名称を変更したとしている。

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超高速開発 / ローコード / 超高速開発コミュニティ / アジャイル

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