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仙台銀行、AI-OCRで住宅ローンの事前審査申込書のデータ化作業を約30%削減

2019年11月15日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

仙台銀行は、AI-OCR(光学文字認識)を2019年9月に導入し、住宅ローンの事前審査申込書のデータ化作業を約30%削減した。AI-OCRソフト「Tegaki」を提供したCogent Labsが2019年11月15日に発表した。

 仙台銀行は、AI-OCRを導入し、従来は現場の営業担当行員が手作業で行っていた住宅ローン事前審査申込書のデータ化作業を効率化した。導入前と比較して約30%の業務効率化を実現した。住宅ローン事前審査申込書は入力項目が多く、これまでは確認作業に時間を要していた。

図1:AI-OCRソフト「Tegaki」を利用した、住宅ローン事前審査申込書のデータ化のフロー(出典:Cogent Labs)図1:AI-OCRソフト「Tegaki」を利用した、住宅ローン事前審査申込書のデータ化のフロー(出典:Cogent Labs)
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 顧客は、銀行支店と各住宅メーカーにて、手書きの事前審査申込書を記入する。これをスキャナで画像データに変換したのち、AI-OCRでテキスト化する。このデータをCSV(カンマ区切り形式)ファイルとして書き出し、審査システムに登録する。これにより、審査が可能になる(図1)。

 採用したAI-OCRソフトのTegakiは、手書き書類をスキャンして取り込むだけでデータ化できる手書きOCRサービスである。手書き文字を高精度かつ素早く認識するとしている、Tegakiは、Webブラウザ上またはAPI経由で利用できる。

 仙台銀行は、2019年度中を目処に、他部署における業務にもAI-OCRを広げる。

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