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HPCシステムズ、GPUカード「NVIDIA Tesla T4」搭載のハイエンドエッジサーバー

2019年11月18日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

HPCシステムズは2019年11月18日、ディープラーニング(深層学習)に向いた高性能GPUカード「NVIDIA Tesla T4」を搭載したハイエンド小型エッジサーバー「EDG-INT4-G1」を発表した。同日販売を開始した。これまでクラウドで行っていた処理の一部をエッジで実行できるようになる。価格は要問い合わせ。

 EDG-INT4-G1は、小型の筐体にディープラーニング用途の高性能GPUカード「NVIDIA Tesla T4」を搭載したハイエンドのエッジサーバーである(写真1)。NVIDIA Tesla T4はディープラーニングの学習にも推論(予測・判定など)にも使えるが、特に推論に向いたアーキテクチャを採用している。

写真1:EDG-INT4-G1の外観写真1:EDG-INT4-G1の外観
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 Xeonなどの一般的なCPUよりも高速かつ低消費電力で処理を実行できる。また、他のGPUと比べると、精度の高くない計算処理、つまり半精度浮動小数点演算(FP16)や8/4ビット整数演算(INT8/INT4)を高速に処理できる。性能は、FP32が8.1TFLOPS、FP16が65TFLOPS、INT8が130TOPS、INT4が260TOPSである。

 EDG-INT4-G1では、高性能GPUカードを小型の筐体に搭載するため、熱を効率良く外気へと送り出すGPU用ブロアファンとメッシュ構造の排熱口を実装した。GPUカードはPCI Expressバスに装着している。

 筐体のこの他の特徴としては、IoTデバイスを接続するために、PoE(Power over Ethernet)機器に電源を供給できるPoE対応のネットワークポートを6個備える。また、USB 3.0ポートも6個装備した。外形寸法は幅225×奥行292×高さ120ミリメートルで、重さは約7.2kg。ウォールマウント用ブラケットを使って壁に取り付けられる。

  CPUはCore i7(2.90GHz、4コア8スレッド)×1、メモリーは16GB(最大32GB)、ストレージはSSD(480GB)。消費電力は最大280W。

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