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[データマネジメント2020]

データの背後に隠れがちな理由や意味を全社で共有、最新版「9」でさらに際立つYellowfinの独自色

2020年3月26日(木)

ブラウザベースのBIプラットフォームを提供するYellowfinが存在感を高めている。最新の米Gartner Magic Quadrantのカテゴリ別評価で「ビジョナリー」に位置付けられた。2019年11月にリリースした最新バージョン「9」では、ダッシュボードを中心とした機能がさらに強化され、ユーザーから高い支持を集めている。

データから変革可能な価値を引き出す

 「データから変革可能な価値(transformational value)を引き出すことを可能にする」をテーマにブラウザベースのBIプラットフォーム「Yellowfin」を展開するYellowfin。2003年にオーストラリアで創業し、現在は世界50カ国以上の2万9000社、300万ユーザーに利用されている。2014年には日本法人Yellowfin Japanを設立し、国内においても規模や業種を問わず多くの企業に利用されるまでに成長した。

 Yellowfinの躍進ぶりは、IT調査会社の評価からもうかがい知ることができる。米GartnerのMagic Quadrant(Analytics & BI Platform部門)において、それまでの「ニッチプレイヤー」から、2020年には「ビジョナリー」へと変わり耳目を集めた。創業16年の企業が、ここにきてポジティブな方向へと飛躍した背景には何があるのだろうか。Yellowfinの東アジア担当マネジングディレクター林勇吾氏は、Gartnerによる選評を紹介しながらこう解説する。

 「『全体的に見て機能面で最も評価の高い製品の1つ』とポジショニングされました。評価のポイントは、モード1/モード2という、それぞれで特性の異なる分析の両方に対応できること、拡張アナリティクスと呼ばれる機械学習やAIによる分析の自動化に対応していること、すべての機能にブラウザベースのインタフェースでアクセスできることです。実際に競合他社と比較しても、ここまで機能が充実しているものはないと自負しています」(林氏)。

Yellowfin Japan株式会社 東アジア担当マネジングディレクター 林勇吾氏

Yellowfinが世界で評価される3つの理由

 林氏によると、Yellowfinの強みは大きく3つにまとめることができる。「製品の継続的イノベーション」「幅広いカバー領域」「製品に対する満足度の高さ」だ。

 継続的イノベーションの直近の成果として挙げられるのが拡張アナリティクスへの対応だ。ダッシュボードを見ただけでは、なぜその結果になったのか、その結果はどういう意味を持つのかなどが、すぐには分からないことが多い。そこでYellowfinではシグナルやストーリーといった機能を提供し、背後で何が起こっているのかを理解しやすくする工夫を凝らしている。

 シグナルは、ビジネスに起こった変化を検知して担当者にアラートを発する機能だ。例えば、あるエリアで売上が急激に減少した場合、自動的にそれを見つけ「商品Aが不振」「店舗Bで落ち込みが大きい」など、原因や背景とあわせて提示する。また、ストーリーはブログやSNSのように関係者同士で分析結果を共有する機能だ。各々の仮説や洞察、見聞きしてきたことによる裏付けなどを広く共有できるため、データの変化の裏に隠れがちな本質的意味の理解を促す効果が期待できる。

 モード1、モード2、拡張アナリティクスなどの多様な分析手法に1つの製品で対応していることも強みの源泉だ。従来からIT部門が行ってきたような定型的な分析やレポートの配信には、ダッシュボードやレポーティング、データ準備などの機能を提供。ユーザー部門自らがアドホックに分析するようなセルフサービスBIについては、Webベースのインタフェースやデータディスカバリー、コラボレーションなどの機能でカバーする。

 これらは顧客のニーズを聞き入れながら実直に具体化してきたものである。機能の拡充はともすると操作の複雑化を招きがちだが、同社は首尾一貫してブラウザベースの直感的なUIを提供しており、現場のユーザーが迷いなく目的を達することに貢献している。併せて、何かあればすぐに支援に回るサポート体制も徹底的に磨きをかけてきた。こうした取り組みの積み重ねが「製品に対する満足度の高さ」を維持することになり、市場での優位性へと結実しているのだ。

バージョン9の注目機能「ダッシュボード」

 林氏は、こうした3つの強みによってYellowfinは多くのユーザーから「イノベーションのリーダー」と評価されるようになったと話す。「シグナルやストーリーのように、これまで数多くの『業界初』を実現してきました。最新版でも、ユーザーの生産性を高めたり、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援したりできるようなさまざまな機能強化を施しています」(林氏)。

 最新バージョン「9」で提供される機能は多岐にわたるが、なかでも注目したいのが、新しいダッシュボード機能。具体的には、自由なデザインを可能にする「ダッシュボードキャンバス」、ダッシュボード上でコードを利用できる「コードウィジェット」、1クリックでさまざまな操作を自動化できる「アクションボタン」だ。

モバイルでは分析データをまるでSNSのタイムラインのように閲覧でき、コメントなどもつけられる

 ダッシュボードキャンバスは、ダッシュボードをデザインツールのように自由にカスタマイズできるようにする機能だ。例えば、ワインやウイスキーの販売状況を知るためのわかりやすいダッシュボードを作るために、背景を変えたり、見やすい位置に好きなグラフを埋め込んで表示したりできる。グラフはドロップダウンリストで集計方法をインタラクティブに操作可能だ。

 また、ウィジェットの1つであるコードウィジェットを利用すると、表示をJavaScriptやCSSなどのソースコードレベルで自由にカスタマイズできるようになる。また、アクションボタンを割り付けることで、クリックしたときに異なるページに遷移させてシグナルを表示させたり、売上を確認したあとにそのデータを使って別の課題管理システムにチケットを登録したりといった操作の自動化が可能になる。

 さらに、モバイル対応も強化された。BIツールではダッシュボードをモバイルに移植してもほとんど使われていないケースも多い。今回、モバイル向けをSNSライクなタイムライン表示としたことで、よりライトなビジネスユーザーにとっても利用のハードルが低くなり、コミュニケーションを活発化する効果も狙えるようになった。

データを議論する風土が醸成される

 最新バージョン「9」は昨年11月にリリースされたばかりだが、評判や反響はこれまでにないほどだという。「静的なダッシュボードから動的なダッシュボードに変わったことで、今起きている変化にスピーディーに対応できるようなっています。既存のお客様も驚かれる方が多く、これまで探しに行かなければわからなかったものが、ダッシュボードを開くだけで把握できるようになったとご評価頂いています」(林氏)。

 新しいインサイトを提供し共有するという点では、シグナルやストーリーを動的なダッシュボードに組み込んで利用できるようになったという点も大きいようだ。Yellowfin社内での効果測定では、新しいダッシュボードやシグナル、ストーリーの活用によって、サイトへのユーザーアクセスは3〜4倍に増加したという。

ダッシュボード上にウィジェットを埋め込み、ストーリーやシグナルを参照できるようになった

 「大きなメリットとして挙げられるのは、コミュニケーションが活性化され、データを元に議論する風土が醸成されること。綺麗なダッシュボードを作ることは目的化しやすい面があります。そうではなく、なぜその結果になるのかを知り、それについてどう思ったかを共有することこそが重要なのです。Yellowfinは、そうした活動を日常の業務のなかで誰でも自然にできるようにします。従来のBIツールとはまったく違うユーザー体験を、ぜひ味わってほしいですね」と林氏は締めくくった。


●お問い合わせ先

Yellowfin Japan株式会社

所在地:東京都中央区日本橋小網町11番8号
URL:https://yellowfin.co.jp
Email:sales.jp@yellowfin.bi
Tel 03-6667-0282

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