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エージェントレスのシステム監視ソフト新版「LogStare Collector 2.0」、各種メトリクス監視が可能に

2020年9月2日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

セキュアヴェイル子会社のLogStareは2020年9月1日、情報システムの稼働状況や死活状況をエージェントレスで遠隔監視し、これらのログを収集/蓄積するソフトウェアの新版「LogStare Collector 2.0」を発表した。新版では、特定のアプリケーション性能などのメトリクス情報を監視できるようにした。さらに、都道府県地図に監視対象をマッピングしたリアルタイム監視画面を追加した。

 LogStareの「LogStare Collector」は、エージェントレスで動作するシステム/ネットワーク監視ソフトウェアである(関連記事エージェントレスのシステム監視ソフト「LogStare Collector」新版、URL監視が可能に)。Syslogによるログ収集とSNMP/WMIによる稼働状況の監視を基本とし、死活監視(Ping)、サービス監視(TCPポートスキャン)、経路監視(TraceRoute)などができる。これにより、専用のエージェントソフトウェアをインストールすることなく監視ログを収集できる。

 監視対象のデバイス数やユーザー数に関わらず一律ライセンスで利用できる(価格はいずれも税別)。提供する機能に応じて、システム監視(SNMP監視やPing監視など)またはログ収集(Syslog収集やWMIイベントログの収集)に限定した「Limited」(初年度29万8000円、次年度以降は5万9600円)と、両方の機能を備えた「Pro」(初年度49万8000円、次年度以降は9万9600円)がある。監視対象台数を10台に制限するなど制約を付けた無料版「Free」も用意した。

 新版では、監視対象をミドルウェアや基幹システムなどへと広げ、特定のアプリケーション性能などのメトリクス情報を監視して可視化できるようにした(画面1)。SNMP監視がトラフィック量やCPU負荷といった主にハードウェアのリソース状態を監視するのに対して、メトリクス監視ではアプリケーションごとに定義した性能情報を収集してアプリケーションレベルで監視できる。

画面1:収集したメトリクス情報をダッシュボードで可視化する(出典:LogStare)画面1:収集したメトリクス情報をダッシュボードで可視化する(出典:LogStare)
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 メトリクス監視では、REST APIを介してJSON形式のメトリクス情報を取得する(画面2)。監視対象のミドルウェアとして、仮想化基盤のDocker、ビッグデータ解析エンジンのApache Drill、全文検索エンジンのApache Solrなどからメトリクス情報を収集できる。さらに、Amazon Cloud WatchやAzure Monitorなどのシステム監視ツールから各種のメトリクス情報を収集できる。

画面2:監視対象からREST APIでJSON形式のメトリクス情報を取得する(出典:LogStare)画面2:監視対象からREST APIでJSON形式のメトリクス情報を取得する(出典:LogStare)
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 新版ではさらに、都道府県地図に監視対象をマッピングしたリアルタイム監視画面を追加した(画面2)。これまでも日本地図をリアルタイム監視モニターの背景画像として設定できていたが、より詳細な地図を設定できるように改善した。地図上の任意の地点に監視対象機器のアイコンを配置し、ステータスを表示できる。障害発生時に、どの地区のどの機器にどのような不具合が出ているかを、より直感的に把握できるようになった。

画面3:リアルタイム監視画面の背景に都道府県地図を利用できるようにした。地図上の任意の地点に監視対象機器のアイコンを配置し、ステータスを表示できる(出典:LogStare)画面3:リアルタイム監視画面の背景に都道府県地図を利用できるようにした。地図上の任意の地点に監視対象機器のアイコンを配置し、ステータスを表示できる(出典:LogStare)
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