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ニフクラ/FJcloud-V、マネージドサービス「Kubernetes Service Hatoba」を提供、コンテナ運用を容易に

2021年3月24日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通クラウドテクノロジーズは2021年3月24日、パブリッククラウド「ニフクラ」および「FJcloud-V」において、コンテナ管理基盤「Kubernetes」の運用管理を支援するマネージドサービス「Kubernetes Service Hatoba」の提供を開始した。2019年3月から「Hatoba(β)」として試験的に提供してきたサービスを今回、正式版としてリリースした。

 富士通クラウドテクノロジーズの「Kubernetes Service Hatoba」は、パブリッククラウド「ニフクラ」および「FJcloud-V」において、コンテナ管理基盤「Kubernetes」の運用・管理を支援するマネージドサービスである(図1)。2019年3月から「Hatoba(β)」として試験的に提供してきたものであり、今回、正式版としてリリースした。

図1:Kubernetes Service Hatobaの利用例(出典:富士通クラウドテクノロジーズ)図1:Kubernetes Service Hatobaの利用例(出典:富士通クラウドテクノロジーズ)
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 背景として同社は、Kubernetesがコンテナ管理基盤の事実上の標準となりつつある一方で、Kubernetesの運用には一定のスキルが求められる事情を挙げている。Kubernetesを簡単に運用管理できるマネージドサービスへの需要の高まりに応えるサービスであるとしている。

 Kubernetes Service Hatobaは、クラスタ機能、アップグレード機能、スナップショット機能などを提供する。

 クラスタ機能では、コントロールパネルやAPIから容易にクラスタを構築・管理できる。クラスタは複数のノードプールを保持する。アップグレード機能は、Kubernetes Service Hatoba上の設定変更だけで、Kubernetesバージョンを容易にアップグレードできる。スナップショット機能は、クラスタの状態をスナップショットとして保持する。スナップショットをもとに、保持した状態と同等のクラスタを新規作成できる。

 また、ニフクラ/FJcloud-Vで提供しているロードバランサやデータベースといった既存サービスや、ユーザーのオンプレミス環境との連携をサポートする。

 価格(税別)は、管理手数料(1クラスターあたり)が1時間あたり10円。ノード料金(1ノードあたり)については、最小構成ノード「e-medium」(2vCPU、メモリー2GB)が1時間あたり16円、最大構成ノード「large8」(4vCPU、メモリー8GB)が1時間あたり90円となっている。

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