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福井信用金庫、会議にAI音声認識ツールを導入し、議事録作成時間を半分に

2021年4月8日(木)IT Leaders編集部

福井信用金庫は、会議の議事録作成の負荷軽減を目的に、AIによる音声認識を活用した文字起こしアプリケーション「AmiVoice ScribeAssist」を導入した。書き起こしの自動化で議事録作成時間を2分の1に短縮した。同アプリケーションを販売するアドバンスト・メディアが2021年4月6日に発表した。

 福井信用金庫は従来、ICレコーダーで録音した音声データを手動で書き起こし、会議時間の数倍の時間をかけて議事録を作成していた。長時間の会議の場合、作成期間は2~3日に及んでいた。

 「特に、役員会などの重要な会議の場合、決定に至るまでの協議内容を正確に記録し、関係者などへ速やかに議事録を回覧する必要がある。議事録の作成には、正確さと速さの両立が求められ、担当者の過大な業務負荷を軽減する必要があった」(福井信用金庫)

 今回、音声認識で文字起こしを行うツールとして、アドバンスト・メディアのスタンドアローン型文字起こし支援アプリケーション「AmiVoice ScribeAssist」を導入した。

 会議中の発言をリアルタイムにテキスト化することで、担当者は、軽微な修正を行うだけで議事録を作成できるようになった(写真1)。議事録の作成時間がおよそ2分の1に短縮されたうえ。要点だけを記録する議事録についても、作成の正確さとスピードが向上した。

写真1:福井信用金庫における議事録作成の様子(出典:アドバンスト・メディア)写真1:福井信用金庫における議事録作成の様子(出典:アドバンスト・メディア)
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 これまで議事録を作成していなかった小規模な会議の記録についても、AmiVoice ScribeAssistによって、備忘録の作成や関係者への回覧を実施できるようになった。以前よりも詳細かつ頻繁な情報共有が行え、業務の質の向上にもつながったという。

 AmiVoice ScribeAssistは、リアルタイム認識とバッチ型認識の両方に対応する。会議音声の録音、音声認識からテキストの編集、文字起こし内容の出力までの機能を一貫して提供する。話者の識別やキーワード/タグ付け、リアルタイム字幕表示など、会議での運用に適した機能を備えている。

 福井信用金庫は合わせて、超指向性小型スタンドマイク「AmiVoice Front ST01」と、マイク集約デバイス「AmiVoice Front HUB01」を導入している。これらの音声認識に適した集音特性が、文字起こしの精度向上につながっているという。

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