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テレワーク中の複数メンバーでネットワーク共有、インターリンクの「グループ専用VPNサーバー+NGN」

2021年4月20日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターリンクは2021年4月20日、テレワーク環境で働いている複数メンバーがアクセス回線を介してネットワークを共有できるVPNサービス「グループ専用VPNサーバー+NGN」を発表した。NTTフレッツ回線の「NGN」とインターネットの両方に接続したVPNサーバーを1台丸ごと提供する。IPv4固定IPアドレス1個を割り当てており、複数の端末から同時に使用できる。価格(税別)は、月額8800円。

 インターリンクの「グループ専用VPNサーバー+NGN」は、テレワーク環境で働いている複数メンバーがアクセス回線を介してネットワークを共有できるVPNサービスである(図1)。

図1:「グループ専用VPNサーバー+NGN」の概要(出典:インターリンク)図1:「グループ専用VPNサーバー+NGN」の概要(出典:インターリンク)
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 ユーザーは、VPNクライアントソフトウェアをインストールしたPCから、インターネット接続回線を介して、VPNサーバーに接続する。VPNサーバーに接続したメンバー同士は、社内LANのように同一のネットワークに所属できる。

 VPNサーバーでは、VPNのソフトウェアとしてオープンソースのWireGuardを用いる。Linuxのカーネルに組み込まれているVPN機能であり、WindowsやMacなどでもVPNクライアントソフトウェアをインストールすることで利用できる。

 VPNサーバーへの接続経路として、NTTフレッツ回線の「NGN」とインターネットの両方を利用できる。サービス開始当初は、NTT東日本のNGN網を利用できる。NTT西日本のNGN網は2021年度内に使えるようにする予定である。

 インターネット接続回線にNGNを利用しているユーザーは、インターネットプロバイダーの回線を経由せずにVPNサーバーに直接接続できる。これ以外のユーザーは、インターネットを介して接続する(接続先となるVPNサーバーは、IPv4の固定IPアドレスを持っている)。

 より高いセキュリティを求める場合は、コントロールパネルの設定で、インターネット(IPv4)からのアクセスを禁止できる。この場合、NGN網からのみアクセスできる。自社のサーバーをNGN内に設置すれば、海外からの不正なアクセスを受けにくくなる。

 インターリンクは、「グループ専用VPNサーバー+NGN」の特徴として、安定した接続性を挙げている。通信断が発生しても自動で再接続する。容量の大きいファイルを転送していて通信が切断された場合でも、最初から転送し直す必要がないとしている。

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インターリンク / NGN / WireGuard / NTT東日本 / テレワーク / VPN

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