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JBCC、オンプレミス/クラウドを一元監視する「EcoOneハイブリッドクラウド監視サービス」を開始

2021年5月18日(火)IT Leaders編集部

JBCCは2021年5月17日、マネージド型運用監視サービス「EcoOne」において運用監視機能を強化した。新メニューとして、マルチクラウド環境とオンプレミス環境を集約して全環境を一元的に監視する「EcoOneハイブリッドクラウド監視サービス」の提供を開始した。月額制で提供する。

 JBCCの「EcoOneハイブリッドクラウド監視サービス」は、マルチクラウド環境に加えてオンプレミスのサーバーも対象としたマネージド型運用監視サービスである(図1)。サーバーに対して死活監視や性能監視を実施し、異常時にアラートを通知する。あらかじめ設定した値や条件を基に障害を自動で検知し、メールで通知する。

図1:「EcoOneハイブリッドクラウド監視サービス」の概要(出典:JBCC)図1:「EcoOneハイブリッドクラウド監視サービス」の概要(出典:JBCC)
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 マルチクラウド環境とオンプレミス環境を1つの画面で監視・確認でき、運用負荷を軽減する。クラウドへの移行を検討するユーザーや、段階的なクラウド移行を計画しているユーザーも、運用や操作性を変えることなくクラウドへの移行が可能になる。

 監視内容は、死活監視、性能監視(CPU、メモリー、ディスク使用率)、プロセス監視(プロセスやサービスの稼働状況)である。マルチクラウドやオンプレミス環境について、初期設定や日々の監視・運用のサービスを、トータルで提供する。JBグループ運用センターのオプションサービスと組み合わせることで、システム障害時にも24時間365日体制で対応する。

 JBCCは、EcoOneハイブリッドクラウド監視サービスのメリットの1つとして、クラウド自体に障害が発生した場合でも異常検知を行える点を挙げる。これに対して、AWSやAzureなどのパブリッククラウドが標準で提供している監視サービスの場合、パブリッククラウド全体に障害が発生した場合は、監視機能自体が稼働しない。JBCCはまた、オンプレミス環境を含めて監視できる点も強みとしてアピールしている。

 価格(税別)は、クラウド環境の場合、1インスタンスあたり月額700円から。オンプレミス環境の場合、1サーバーあたり月額3000円から。サービスの利用には、別途「EcoOne IaaSサービス」の契約が必要。監視対象とするクラウド環境およびオンプレミスサーバーには、専用のDatadogエージェント(プログラム)の導入が必要で、導入費用は別途見積りとなっている。

 JBCCはサービス投入の背景として、クラウドの浸透に伴い、多くの企業がクラウドとオンプレミスのIT環境を併用するハイブリッド環境を構築している状況を挙げる。「一方で、ハイブリッド環境を運用するためにはクラウドとオンプレミス双方の運用スキルが必要になり、運用現場の負担が増加する課題もある」(同社)

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