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フォースネット、会社のActive Directoryを使って自宅のWindowsにログインするVPN新プラン

2021年8月10日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

フォースネットは2021年8月10日、VPNサービス「おうちワークBOX」のラインアップに新プラン「AD連携BOX」を追加し、同年8月16日から提供する。おうちワークBOXは社内LANに専用機器を接続するだけで使える。新プランでは、ユーザーは社外のWindowsで、オフィスのActive Directoryサーバーを用いたリモートログインが行えるようになる。

 フォースネットの「おうちワークBOX」は、社内LANに専用機器(vBOX)を接続するだけで使えるVPNサービスである。vBOX機器がクラウド上のVPNサーバーに接続してトンネルを張る仕組み。リモートワーク側のPCは、クラウド上のVPNサーバーを仲介して社内LANに接続する形になる。リモートワーク側のPCには、接続認証用の証明書を設定して使う。

 今回新設したAD連携BOXプランは、おうちワークBOXにActive Directory(AD)の連携機能を追加したプランである。同プランを利用すると、オフィスのActive Directoryサーバーを使ってリモートワークのWindowsにログインできるようになる(図1)。

図1:VPNサービス「おうちワークBOX」に追加した「AD連携BOX」プランの概要(出典:フォースネット)図1:VPNサービス「おうちワークBOX」に追加した「AD連携BOX」プランの概要(出典:フォースネット)

 AD連携BOXプランでは、社内LANへのvBOXの設置に加えて、リモートワーク側にも専用機器(vBOX mobile)を設置する。これにより、リモートワーク側のWindowsにログオンする前の段階で、社内LANのリソースにアクセスできるようになる。vBOX mobileを使う場合は、リモートワーク側のPCに接続認証用の証明書は要らない。

 おうちワークBOXの価格(税別)は初期費用0円でvBOXをレンタルで提供する。運用費は、vBOXのレンタルを含めて10人で月額1万円。AD連携BOXプランは、おうちワークBOXの価格・運用費に加えて、vBOX mobileの追加購入費用が初期設定にかかる費用込みで2万5000円。vBOX mobile設置時も月額の運用費は変わらず10人で1万円となっている。

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