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キヤノンMJ、ネットワークカメラ映像を記録・監視する「VisualStage Pro」、保存先にエッジ/クラウドを選択可

2022年6月20日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2022年6月20日、クラウド映像記録サービス「VisualStage Pro powered by Arcules」(開発元:米Arcules)を発表した。同年7月1日から提供する。ネットワークカメラ映像をクラウドで記録・監視可能なサービスである。

 キヤノンマーケティングジャパンの「VisualStage Pro powered by Arcules」は、監視カメラなどのネットワークカメラ映像を、クラウド上で記録・監視するサービスである。既存の録画レコーダを専用ゲートウェイに入れ替えるだけで、録画機能を簡単にクラウド環境に移行できる。6000機種以上のネットワークカメラを利用可能で、IoTデバイスや映像解析ソフトウェアなどとも連携する(図1)。

図1:VisualStage Pro powered by Arculesの概要(出典:キヤノンマーケティングジャパン)図1:VisualStage Pro powered by Arculesの概要(出典:キヤノンマーケティングジャパン)
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 特徴は、クラウドとオンプレミスのハイブリッド環境で録画を管理可能な点である。多拠点多台数のカメラを持つ大企業において、通信回線に障害が発生した場合でも、専用ゲートウェイ内に録画データを一時保存し、復旧時に自動でクラウドにアップロードするという運用がとれる。

 拠点の環境に合わせて、すべての録画データをクラウドに保存する「Pure Cloudモード」と、専用ゲートウェイに録画データを保存しつつクラウドを介して閲覧する「Edge Cloudモード」を選択可能である。通信回線の圧迫などによる業務への影響を最小限に抑えられる。

 価格(税別)は、Pure Cloudモードが月額1200円(HD解像度、7日間録画の場合)からで、Edge Cloudモードが月額1100円(録画期間は専用ゲートウェイにより変動)。ネットワークカメラ映像を記録したりクラウドに転送したりする専用ゲートウェイの利用料金はオープン。

 キヤノンMJは従来、ネットワークカメラ映像を一元管理するシステムとして、オンプレミス型の映像管理ソフトウェア「Milestone XProtect」を提供してきた。昨今では、時間や場所を問わずに容易に現場を映像で確認したいといったニーズが高まり、映像のクラウド活用が広がっている。

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