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ラトックシステム、Active Directoryと連携するサーバー型の指紋認証システム「OmniPass EE」

2022年7月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラトックシステムは2022年7月8日、指紋認証ソフトウェア「OmniPass Enterprise Edition V5」(OmniPass EE)を発表した。Active Directoryと連携するサーバー型の指紋認証システムであり、Windowsネットワーク配下のクライアントPCや業務サーバーへのログイン認証手段を指紋認証に置き換えられる。価格(税別)は、サーバーライセンスが25万円、クライアントライセンスが最小構成の5ライセンスで6万円など。

 ラトックシステム(本社:大阪府大阪市)の「OmniPass Enterprise Edition V5」(OmniPass EE)は、サーバー型の指紋認証ソフトウェアである。Active Directoryと連携して動作し、Windowsネットワーク配下のクライアントPCや業務サーバーへのログイン認証手段などを指紋認証に置き換える。特にセキュリティを高めたい部分は、パスワードと指紋の2要素認証を導入することも可能である(図1)。

図1:指紋認証システムソフトウェア「OmniPass Enterprise Edition」の概要(出典:ラトックシステム)図1:指紋認証システムソフトウェア「OmniPass Enterprise Edition」の概要(出典:ラトックシステム)
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 システムは、Windows Serverにインストールする「OmniPassサーバー」、クライアントPCにインストールする「OmniPassクライアント」、クライアントPCに接続する指紋センサーで構成する。OmniPassサーバー機能は、MMC(Microsoft管理者用コンソール)のスナップインとして動作する。指紋センサーには、同社の「SREX-FSU4G」「SREX-FSU4GT」が使える。

 認証に使う指紋情報として、指紋を再現できない非可逆の特徴点データをOmniPassサーバーに保存する。指紋の画像データを保存するわけではないため、指紋の元情報が漏洩することはない。クライアントPCからの要求によって、都度サーバー上で指紋を認証する。指紋情報を1度登録するだけで、ネットワーク上にある他のクライアントPCからも指紋認証機能を利用可能である。

 OmniPassサーバーの稼働OSは、Windows Server 2022/2019/2016/ 2012 R2/2012(Active Directoryが正常に動作していること)。OmniPassクライアントの稼働OSは、Windows 11/10(64bit)。

 ラトックシステムは、指紋センサー製品に、スタンドアロン型の指紋認証ソフトウェア「OmniPass SE」を添付して提供してきた。同ソフトウェアをインストールすると、OSへのログイン認証などに指紋センサーを利用できるようになる。今回、Active Directoryで管理している単一のユーザー情報を基に複数台のPCやアプリケーションでの指紋認証を可能にする製品として、OmniPass EEを用意した形である。

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