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[市場動向]

オラクル、Java開発・実行環境「Java 19」をリリース、外部メモリーにアクセスするAPIを追加

2022年9月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米オラクル(Oracle)は2022年9月20日(米国現地時間)、Java開発・実行プラットフォームの新版「Java 19」(Oracle JDK 19)を提供開始したと発表した。Linux(x64/Arm64)/Mac(x64/Arm64)/Windows(x64)環境向けに提供しており、ダウンロードして利用可能である。Java 19では、ベクトル計算の強化や外部メモリーへのアクセスなど、いくつかの機能を強化した。なお、Java19は長期サポート(LTS)リリースではない。

 米オラクルは、Java開発・実行プラットフォームの新版「Java 19」(Oracle JDK 19)を提供開始した。Linux(x64/Arm64)/Mac(x64/Arm64)/Windows(x64)環境向けに提供しており、ダウンロードして利用可能である。Java 19では、ベクトル計算の強化や外部メモリーへのアクセスなど、いくつかの機能を強化した。

 外部メモリーにアクセスするAPIを、プレビュー機能として実装した。外部関数(C言語などで開発したJVM外のコード)を呼び出して外部メモリー(JVM管理外のメモリー)にアクセス可能になった。Javaプログラムによるネイティブライブラリの呼び出しやネイティブデータの処理を、純粋なJava開発モデルで実現するとしている。

 ベクトルAPIも強化した。実行時にベクトル命令にコンパイルして実行することで、スカラー計算と比べて高速に処理を実行する。ベクトルAPIはJDK 16、17、18と進化してきており、JDK 19では性能を向上させるなど、より強化した。

 今回さらに、x64(64ビットx86)とArm64(64ビットArm)以外のCPUアーキテクチャとして、Linux環境向けにRISC-VにJDKを移植すると発表した。RISC-Vを搭載したハードウェアの普及に伴い、Linux/RISC-V環境で動作するJDKの価値が高まっているとしている。

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