[市場動向]

中小企業向けクラウドERP「GRANDIT miraimil」、ケーケーシー情報システムが9社目の販売パートナーに

2022年11月17日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

GRANDITは2022年11月17日、SIベンダーのケーケーシー情報システム(本社:京都市上京区)がクラウド型ERP「GRANDIT miraimil」の販売パートナーに加わったと発表した。GRANDIT miraimilは、オンプレミス版ERPの機能をベースに中小企業向けに開発したクラウド型ERPである。

 「GRANDIT miraimil」は、オンプレミス版ERP「GRANDIT」の機能をベースに中小企業向けに開発したクラウド型ERPソフトウェアである(関連記事GRANDIT、中小企業向けのクラウドERP「GRANDIT miraimil」を提供開始)。

図1:中小企業向けクラウドERP「GRANDIT miraimil」の概要(出典:GRANDIT)

 10種類の基幹業務(経理、債権、債務、販売、調達在庫、継続契約、経費、資産管理、人事、給与)を組み合わせて利用する。承認ワークフロー機能やBI(ビジネスインテリジェンス)機能も備える。業種固有の商習慣をパターン化しており、「商社・卸売業」向け、「サービス業」向け(期間契約取引や各種の請求形態に対応)、「情報サービス業」向け(プロジェクト別の採算を可視化)を提供している(図1)。

 最短で3カ月で導入できることをうたう。オンプレミス版のGRANDITと比べて、導入コストを平均80%削減するという。システム基盤にMicrosoft Azureを利用し、ユーザーごとに占有環境を用意する。専任スタッフによる運用保守・監視サポートも付く。東日本と西日本の2カ所のリージョンを用いたDR(災害復旧)サイトも用意可能である。

 今回、GRANDIT miraimilの販売パートナーの1社として、SIベンダーのケーケーシー情報システム(本社:京都市上京区)が加わった。これでGRANDIT miraimilの販売パートナーは全9社になった。

 ケーケーシー情報システムは、京都府を中心とした民間企業向けのERPサービスとしてGRANDIT miraimilを提供していく。また、自社基幹システムとしても同ERPの採用を決定しており、自社導入プロジェクトで培ったノウハウをユーザーに提供していくとしている。

 GRANDIT miraimilの販売パートナー9社は以下のとおり。

  • アプリケーションフォーカス(神奈川県横浜市)
  • オージス総研(大阪市西区)
  • オプティマ(東京都品川区)
  • ケーケーシー情報システム(京都市上京区)
  • シナプスイノベーション(大阪市北区)
  • ソフトバンク(東京都港区)
  • 日本インフォメーション(名古屋市千種区)
  • パーソナル情報システム(東京都港区)
  • プロソア(東京都千代田区)
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