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NEC、「Treasure Data CDP」のSIサービス、導入からデータ加工/活用支援までワンストップで提供

2022年12月20日(火)IT Leaders編集部

NECは2022年12月19日、顧客データ基盤(CDP)SIサービス「カスタマーインサイトサービス」を提供開始した。トレジャーデータのCDP「Treasure Data CDP」の導入、データ加工、活用支援をワンストップで提供する。金融、交通、エネルギー、小売など各種業種を対象に展開し、関連事業で2025年度末までに100億円の売上を目指す。

 NECの「カスタマーインサイトサービス」は、トレジャーデータの顧客データ基盤(CDP)「Treasure Data CDP」の導入、データ加工、活用支援をワンストップで提供するSIサービスである。金融、交通、エネルギー、小売など各種業種を対象に展開する(図1)。

図1:Treasure Data CDPの導入、データ加工、活用支援を提供する「カスタマーインサイトサービス」の概要(出典:NEC)
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 「顧客接点が実店舗からオンラインまで多様化している一方で、システムや部署ごとに顧客データがバラバラに管理されていることが多く、適切な施策の立案や判断、顧客コミュニケーションを行う上で課題がある」(NEC)

 カスタマーインサイトサービスでは、NECとトレジャーデータでデータ分析チームと顧客サポートチームを立ち上げ、両社合わせて50人超の体制を整備する。そのうえで効果的なユースケースやシステム設計におけるベストプラクティス、技術支援を一貫して提供する。

 NECが開発したAI技術「消費者属性拡張」を活用し、自社サービスの利用履歴などから顧客ごとに特性を付与することを可能にする。その際、オープンデータや社外データから顧客の類似ユーザーを発見し、その特性も顧客データに付与できるようにする。「自社の顧客データだけでは観測しきれなかった新たな特性を、顧客データに付与できるようになる」(NEC)という。

 加えて、NECの各種サービスとの連携で、データをより高度に活用できるようにする。例えば、顧客の嗜好が不明な状態からでもパーソナライズを行う「オンライン最適化」や、使い慣れたIDで複数サービスを利用可能な「IDコネクトサービス」などと連携する。顔や虹彩を使った生体認証を共通IDとして利用することも可能である。

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