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[事例ニュース]

トヨタファイナンス、ローコード開発で業務をペーパーレス化、導入後1年でライセンス費用を回収

2022年12月現在で958件のアプリケーションが稼働

2022年12月23日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

トヨタファイナンス(本社:愛知県名古屋市)は、ワークフローを軸としたローコード開発によって、紙の書類をベースとした業務プロセスを改善している。効果の1つとして、毎月約800冊の紙ファイルをペーパーレス化した。業務の改善・効率化の効果をコストに換算すると、ローコード開発ツール「intra-mart」のライセンス費用を導入後1年で回収したとしている。intra-martを提供するNTTデータ イントラマートが2022年12月23日に発表した。

 トヨタファイナンスは、自動車の購入を支援する金融サービス事業と、クレジットカードサービス事業を展開している。同社は、事業環境の変化に追従できるように、ワークフローを軸としたローコード開発によって、既存の紙書類をベースとした業務プロセスを改善している。具体的な用途として、稟議申請の電子化のほか、アプリケーション開発にも活用している(図1)。

図1:RPAやEUCだけでは解決できない課題に対する解決策としてローコード開発ツールである「intra-mart」を導入した(出典:NTTデータ イントラマート)
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 同社は以前より、RPAやExcelのマクロ機能などを活用し、個々の社内業務をEUCベースで効率化してきた。一方で紙の書類をベースとした業務プロセスが多く残っており、RPAのインプットデータが紙というケースや、申請承認のデジタル化も未整備の部分が多かったという。

 2020年3月にNTTデータ イントラマートのローコード開発ツール「intra-mart」を導入し、2021年2月時点で128件、2021年12月時点で406件、2022年12月現在で958件のアプリケーションが稼働している。2021年以降、本社オフィスのフリーアドレス化にあわせてペーパーレス化を推進してきたことが、アプリケーションの加速度的な増加につながった。

 ローコード開発を導入し、ペーパーレス化を推進した。同社は、顧客の情報や契約に関わる情報を個別に管理する業務において、毎月新規で800冊ほどの紙ファイルを作成していたが、ローコード開発で開発したワークフローシステムを用いて、これらをすべて電子化した。業務の改善効果をコストに換算すると、ローコード開発ツールのライセンス費用を導入後1年で回収した。

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