[事例ニュース]

化粧品メーカーのミルボン、全社標準のファイル共有基盤としてBoxを導入

メール添付ファイルもダウンロードURLに自動変換

2023年1月11日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

美容サロン用化粧品メーカーのミルボン(本社:東京都中央区)は、全社標準のファイル共有基盤としてクラウドストレージの「Box」を導入し、それまでバラバラだったファイル共有手段を統一した。現在、ほぼ全社員にあたる1150人(うち海外約200人)がBoxを利用している。メール添付ファイルをBoxのダウンロードURLに変換する「Mail2Cloud」も併せて導入した。導入を支援したマクニカが2023年1月11日に発表した。

 美容サロン用化粧品メーカーとしてヘアカラー剤、ヘアスタイリング剤、パーマ剤、シャンプー、ヘアトリートメントなどを製造・販売するミルボン(画面1)。同社は、全社共通のファイル共有基盤としてクラウドストレージ「Box」を導入し、それまでバラバラだったファイル共有手段を統一した。現在、ほぼ全社員にあたる1150人(うち海外約200人)がBoxを利用している。今後ミルボンは、1万社を超える取引先とのファイル交換をBoxに統一するとしている。

画面1:美容サロン用化粧品メーカー、ミルボンのWebサイト
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 同社は従来、NAS、SharePoint、個人ディスクなど、複数のファイル保管場所を使い分けていた。このため、複数の部署で協働するケースで、情報をスムーズに共有することが難しかった。また、人事異動や退職などによって業務を引き継ぐ際に、対象者が使っていたファイルを見つけにくかった。社外とのファイル共有では各人が個々にファイル共有サービスを利用するなどシャドーITも発生していたという。

 合わせて、送信メールの添付ファイルをBoxのダウンロードURLに変換するクラウドサービス「Mail2Cloud」も導入した。Mail2Cloudを介してメールを送信することで、Mail2Cloudの機能を利用可能である(関連記事マクニカネットワークス、メール添付ファイルをダウンロードURLに変換する「Mail2Cloud」を販売)。

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