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鉄飛テクノロジー、ファイルサーバー全文検索「FileBlog 5.0」、ファイル比較機能などを追加

2023年1月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

鉄飛テクノロジーは2023年1月25日、ファイルサーバー全文検索ソフトウェア新版「FileBlog 5.0」を提供開始した。新版では、ファイルをダウンロードすることなくプレビュー画面に注釈を直接書き込んでPDFとして保存する機能やファイル同士の差分を比較する機能を追加した。今後の予定として、ファイルのバージョン管理機能の開発を進める。価格(税別)は、最小構成の30ユーザー20万文書で17万1000円(保守料は年額2万8500円)。

 鉄飛テクノロジーの「FileBlog」は、Webアプリケーション型の全文検索/文書管理ソフトウェアである。既存のWindowsファイルサーバー環境にアドオンで導入すると、ファイルサーバー内のファイル群をWeb画面で検索・閲覧できるようになる(関連記事鉄飛テクノロジー、Web型の文書管理ソフト新版「FileBlog 4.0」、サーバー1台で大規模運用)。

 特徴は、所望のファイルをすばやく探し出せること。フォルダのツリー操作(ドリルダウン)、文字列の全文検索による候補の絞り込み、画像やオフィス文書のサムネイル表示といったUI機能を備えている。通常であれば埋もれてしまいがちなファイルサーバー上の各種文書の活用を促す。
 今回の新版では、(1)ファイルをダウンロードすることなくプレビュー画面に注釈を直接書き込んでPDFで保存する機能や、(2)ファイル同士の差分を比較する機能を追加した。

(1)ファイルのプレビュー画面に注釈を直接書き込んでPDFとして保存

 Word/Excel/PowerPoint、PDF、CAD図面など、FileBlogでプレビュー可能な文書において、オリジナル文書をダウンロードすることなく、閲覧画面に直接注釈を書き込んでPDFで保存できるようにした。注釈は、鉛筆ツールを使ってフリーハンドで線を書き込むか、テキストを入力するか、いずれか方法で書き込む(画面1)。

画面1:ファイルのプレビュー画面に注釈を直接書き込んでPDFとして保存する機能を利用している画面(出典:鉄飛テクノロジー)

 例えば、メンテナンス機器の確認項目を記載した作業リストにチェックを記入、工事現場における作業員名簿に出欠のチェックを記入、営業が出先で日報を入力、各種の申込書や申請書などの入力、オンライン会議資料へのメモ書きなど、これまで主に紙の印刷物で対処していた作業が、モバイル端末やPCのWebブラウザ上で行えるようになった。

(2)ファイル同士の差分を比較

 ファイルの一覧画面で任意の2つの文書を選択し、メニューからワンクリックで文書の内容を比較できるようにした。PowerPointやCAD図面などに適したページ単位のイメージ比較と、Wordファイルなどに適した行単位/文字単位のテキスト比較の2種類の比較が可能である(画面2)。

画面2:ファイル同士の差分を比較する機能を利用している画面(出典:鉄飛テクノロジー)

 例えば、操作手順書などのマニュアル類、契約書、提案書などは、更新が頻繁なうえ、複数の人が加除修正作業を行うケースが多くある。こうした文書の更新前と更新後の比較が容易になり、確認作業の省力化が図れるようになった。

 価格(税別)は、利用するユーザー数と上限文書数の組み合わせで決まる。ライセンスは、長く利用する場合にトータルコストが抑えられる売り切りタイプと、初期導入費用が安く抑えられる年間契約タイプの2種類を用意した。

 売り切りタイプの価格例は、最小構成である30ユーザー1万文書の場合、ライセンス価格が9万9000円で、保守料が年額1万6500円。100ユーザー100万文書の場合、ライセンス価格が93万6000円で、保守料が年額15万6000円。

 年間契約タイプ価格例は、以下の通り。最小構成である30ユーザー1万文書の場合、初年度が年額5万5000円で、次年度以降は年額3万3000円。100ユーザー100万文書の場合、初年度が年額52万円で、次年度以降は年額31万2000円。

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