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ダイレクトクラウド、AI-OCRを備えたクラウドストレージ「DirectCloud-OCR(β版)」をリリース

2023年2月2日(木)IT Leaders編集部

ダイレクトクラウドは2023年2月1日、AI-OCR機能を備えたクラウドストレージ「DirectCloud-OCR(β版)」の提供を開始した。指定フォルダに請求書のPDFファイル群をアップロードすると自動でテキスト化する。同社の法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」と、LINEのAI-OCRサービス「CLOVA OCR」の連携によってAI-OCR機能を提供する。

 ダイレクトクラウドの「DirectCloud-OCR(β版)」は、AI-OCRを備えたクラウドストレージである。DirectCloud上の指定フォルダに請求書のPDFファイル群をアップロードすると自動でテキスト化する。同社の法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」と、LINEのAI-OCRサービス「CLOVA OCR」の連携によってAI-OCR機能を提供する(図1)。

図1:「DirectCloud-OCR」の概要(出典:ダイレクトクラウド)
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 AI-OCRによって手書きの請求書の読み取りにも対応する。取り込み可能な請求書の項目は、「発行社名」「発行日」「合計金額(税込み)」「合計金額(税別)」「事業者登録番号(インボイス番号)」の5つで、改正電子帳簿法保存法の主要な記録項目を含んでいる。

 読み取った結果はCSVファイルで出力する。読み取り元の原本PDFファイルと、読み取り結果のCSVファイルを共にクラウドストレージ上で管理することで、データのバックアップなどが不要になる。指定したサーバーにデータを自動でアップロードする使い方も可能である。

 ダイレクトクラウドは、AI-OCRツールを単独で使った作業と比べて、連続的かつ高速にテキストデータ化できることをアピールしている。実績ベースで、1カ月あたり5万枚の請求書のテキストデータ化に要していた11時間31分の作業時間を3時間11分削減(27.7%短縮)したという。

 また、データ暗号化機能でセキュリティ機能を高めたクラウドストレージ「DirectCloud-SHIELD」との併用も可能である。併用により、機密性の高い帳票を自動で検知し、ファイルの複製、編集、印刷などを防ぐ使い方が可能になる。

 なお、ダイレクトクラウドは、AI insideのAI-OCRサービス「DX Suite」との連携によるAI-OCR機能を提供していたが、2023年1月31日にDX Suiteとの連携機能を終了した。今回ベータ版の提供を開始したDirectCloud-OCR(β版)がそれに代わるサービスとなる形である。

関連キーワード

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