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佐賀県による人材育成講座「SAGA」の受講者管理システムをローコードで開発、Excel管理を代替

2023年3月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

教育・研修サービス会社のジェピック(本社:佐賀県佐賀市)は、佐賀県の人材育成・確保事業「DX即戦力人材育成講座~SAGA Smart Ninja~」の受講者管理システムを構築し、稼働開始した。100人規模の受講者をスムーズに管理できるようになった。システムはパイプドビッツのローコード開発ツール「SPIRAL ver.1」で構築した。パイプドビッツが2023年3月8日に発表した。

 ジェピックは、キャリア形成の支援や研修サービスを提供しているベンダーである。佐賀県が2022年に実施した人材育成・確保事業「DX即戦力人材育成講座~SAGA Smart Ninja~」の共同企業体の一員であり、幹事者として講座の事務局を担当した。

図1:人材育成講座における受講者用マイページの概要(出典:パイプドビッツ)
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 同講座では、約100人の受講者に対して、全24回50時間の講義を提供する。これにあたり、受講者の出欠管理や、オンライン開催を前提とした資料のデジタル化と配布など、事務局業務をスムーズに回すためのシステムが必要だった。こうした経緯から、受講者管理システムをローコード開発ツールのSPIRALで構築した(図1)。

 ジェピックはこれまで、研修事業の受講者管理をExcelで行っていた。このため、内容の確認や入力、修正などの作業のために出社が必要だった。今回の受講者管理システムの導入によって、いつでも、どこからでも情報をWeb上で確認できるようになった。100人規模の講座管理を事務局担当者2人で対応可能になったという。

 構築したシステムは、講座の申込受付、選考結果の通知、出欠管理、デジタル資料の配布、アンケート、各種リマインドメールの自動送信、などが可能である。受講の応募はWebフォームで受け付け、選考結果は一斉メール配信で通知する。受講者は、受講者用マイページから自身の受講状況の確認、講義で使う資料のダウンロード、各講義の出欠連絡、受講後のアンケート回答が可能である。

 SPIRAL ver.1は、官公庁、金融、医療、不動産、教育機関など1万2000社以上(2022年10月末時点)のユーザーが利用している、ローコード開発ツールである。販売促進やCRMにおける顧客情報、給与明細のような従業員情報など、顧客情報や授業員情報などの名簿をベースとしたアプリケーションを容易に開発できる。ジェピックはSPIRALに対して、Excelに設問を入力して取り込むだけでアンケートフォームを作成できる利便性や、講義の前後に自動送信するリマインドメールなどを評価している。

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