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中小企業向けERP「弥生シリーズ」がアップデートでインボイス制度に対応

2023年3月15日(水)IT Leaders編集部

弥生は2023年3月14日、業務アプリケーション「弥生シリーズ」において、インボイス制度に対応したアップデートを実施すると発表した。同年3月15日から順次、「弥生販売 23」など7製品がインボイス制度に対応する。加えて、AI-OCRを活用した「スマート証憑管理」と弥生シリーズの連携機能を強化する。

 弥生の「弥生シリーズ」は、中小企業向けの業務アプリケーション群である。会計ソフトウェアや販売管理ソフトウェアなどを、SaaSやオンプレミスソフトウェアとして提供している。

 今回、弥生シリーズの各製品において、インボイス制度に対応したアップデートを実施する。2023年3月15日から順次、「弥生販売 23」など7製品がインボイス制度に対応する(表1)。なお、「やよいの見積・納品・請求書23」および「Misoca」の2製品は、すでにインボイス制度に対応済みである。

表1:インボイス制度に対応したアップデートの日程(出典:弥生)
リリース予定日 対象製品
2023年3月15日 弥生販売 23
   3月20日 弥生会計 オンライン、やよいの青色申告 オンライン、 やよいの白色申告 オンライン、 弥生会計 23
   3月22日 やよいの青色申告 23
   3月23日 スマート証憑管理

 弥生は、弥生シリーズのインボイス制度対応に加えて、AI-OCRを活用した「スマート証憑管理」と弥生シリーズの連携機能を強化する。スマート証憑管理は、得意先から受領または自社で発行した請求書や納品書などを証憑として電子データとして一元的に保存・管理するクラウドサービス。AI-OCR機能などを備え、法令改正への対応(インボイス制度、電子帳簿保存法)と電子化による業務効率化を実現する(関連記事弥生、請求書などを電子化してクラウド上で保存・管理する「スマート証憑管理」)。

 各製品のアップデートの内容は以下のようになっている。

弥生販売23
弥生会計(やよいの青色申告)に取り込むための、仕入税額控除に基づいた仕訳の作成機能を追加。
(弥生販売 23 Ver.26.1.1で作成した仕訳は、弥生会計〈やよいの青色申告〉23 Ver.29.2.1以降で取り込める)
やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」「弥生会計 オンライン」「やよいの青色申告 23」「弥生会計 23
適格請求書/区分記載請求書を入力する機能を追加。
経過措置による仕入税額控除の割合を取引日付に応じて自動判定。
会計期間途中で課税事業者に変更可能に。
適格請求書/区分記載請求書を指定した取引データを取り込めるようにした。
スマート証憑管理
スキャナ保存制度の要件に準拠。また、受領した証憑に対して適格請求書としての適正性を判定するようにした。
関連キーワード

弥生 / インボイス制度 / 電子帳簿保存法 / 中堅・中小企業 / ERP / 会計 / 販売管理

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