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塩野義製薬、AIチャットボットをコーポレートサイトに設置

2023年4月4日(火)IT Leaders編集部

塩野義製薬(本社:大阪府大阪市)は、AIチャットボット「HUEチャットボット」をコーポレートサイトに設置した。個人投資家をはじめとするステークホルダーからの問い合わせに対し、夜間や休日でも迅速な回答を可能にして顧客満足度の向上を図る。HUEチャットボットを提供するワークスアプリケーションズが2023年3月31日に発表した。

 塩野義製薬は、AIチャットボット「HUEチャットボット」をコーポレートサイトに設置した。個人投資家をはじめとするステークホルダーからの問い合わせに対し、夜間や休日でも迅速な回答を可能にして、顧客満足度の向上を図る(画面1)。

画面1:塩野義製薬のWebサイトにチャットボットを設置した(出典:ワークスアプリケーションズ)
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 導入したHUEチャットボットは、自然言語処理技術を使って日本語の「揺らぎ」に対処するAIチャットボットである。人と話しているような精度で対話ができるとしている。チャットボットの利用状況や改善ポイントをダッシュボード上で可視化する機能も持つ。

 一般的なチャットボットの場合、収録する辞書の語彙数には限度があり、業界用語や専門用語などの固有の言葉を認識することは難しい。これに対してHUEチャットボットは、管理画面から固有の辞書を登録して各種の業界用語をカバーできる。

 FAQは、社内規程や各種マニュアルなどのファイルをアップロードするだけで、AIが自動で作成する。FAQを用意する作業自体がなくなる。日本語特有の表記のゆれも判断し、あいまいな問いにも回答する。

 なお、同製品は、290万語(2022年5月現在)の登録語彙がある自然言語処理辞書「SudachiDict」を備えており、別途大規模な辞書を登録する必要がないとしている。同辞書は、ワークス徳島人工知能NLP研究所が開発した。

 「近年、個人投資家をはじめとするステークホルダーから、電話やWebサイトを介して多数の問い合わせを受けていた。一方、社内ではリモートワークを推奨しているため、回答まで時間がかかる場合もあった。サイトの問い合わせフォームの利用を推奨するなどしてきたが、今回、夜間・休日を含めて迅速に回答することを目的に、チャットボットを導入した」(塩野義製薬)

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