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ベネッセ、社内AIチャット「Benesse GPT」をグループ1万5000人に提供

Azure OpenAI Serviceを用いて構築

2023年4月17日(月)IT Leaders編集部

ベネッセホールディングス(本社:岡山県岡山市)は2023年4月14日、社内向けAIチャットサービス「Benesse GPT」を運用開始した。Microsoft Azureの「Azure OpenAI Service」を活用して構築した。社員はイントラネット上で、いつでもAIチャットサービスが使える。安全な環境下で、AIチャットサービスの業務効率化への活用や、商品開発に向けた技術活用の検証などが可能になる。

 ベネッセは、社内向けAIチャットサービス「Benesse GPT」を、グループ社員約1万5000人向けに運用開始した(画面1)。Microsoft Azure上の「Azure OpenAI Service」を活用して構築した。社員はイントラネット上で、AIチャットサービスの業務効率化への活用や、商品開発に向けた技術活用の検証などが可能になる。

画面1:社内向けAIチャットサービス「Benesse GPT」の画面(出典:ベネッセホールディングス)
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 Benesse GPTは、入力した情報の2次利用をせず、クローズドな環境で外部に情報が漏洩しない仕様とするなど、セキュリティ面に配慮した。今後は、AI活用において複数の角度から議論し、サービス自体の検証も重ねながら、Benesse GPTも継続的にバージョンアップしていく予定。

 ベネッセは、全社戦略に基づき、社長直下に、情報システム部門/人財育成部門/コンサル部門を一体化したる組織として「Digital Innovation Partners」(DIP)を設置し、全社横断的にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。ChatGPTについても、DIPが主体となり、現場開発者とともに活用を検討・議論を重ねてきた。

 今回、現場の開発者・企画者が安全な環境でAIチャットサービスを検証できる環境を整備することを目的に、Microsoft Azure上のOpenAIを活用したAIチャットとしてBenesse GPTを開発した形である。

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