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日立ソリューションズ、ローコード開発ツール「Mendix」を販売、業務部門とIT部門が連携してシステムを開発

2023年5月25日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズは2023年5月25日、ローコード開発ツール「Mendix」(メンディックス)を販売すると発表した。同年5月26日から提供する。Mendixを活用したローコード開発の技術支援に加え、日立ソリューションズのコンテナ実行基盤「デジタルソリューション創出プラットフォーム」をあわせて提供することで、開発から本番稼働/運用まで総合的に支援する。Mendixは、独シーメンス(Siemens)が2018年に買収した米メンディックス(Mendix)が開発した製品で、日立ソリューションズは今回、日本法人のシーメンスとMendixの販売契約を交わした。

 日立ソリューションズが販売する「Mendix」は、独シーメンスが開発したローコード開発ツールである。日立ソリューションズは、Mendixの販売およびローコード開発の技術支援に加え、日立ソリューションズのコンテナ実行基盤「デジタルソリューション創出プラットフォーム」をあわせて提供することで、開発から本番稼働/運用まで総合的に支援する(図1)。

図1:ローコード開発ツール「Mendix」と、開発したアプ‘リケーションを実行させるコンテナ基盤「デジタルソリューション創出プラットフォーム」の概要(出典:日立ソリューションズ)
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 同社は、Mendixの特徴について、業務部門(ノーコード開発)とIT部門(ローコード開発)が連携することによって、迅速にアプリケーションを開発可能と説明する。まずは業務部門が直感的なドラッグ&ドロップ操作でアプリケーションをデザインしたうえで、IT部門がローコードでより高度な開発を行える。ノーコードとローコードが共存することで、業務部門とIT部門がコミュニケーションしながら開発を行える。

 開発環境であるMendixと組み合わせて使う実行環境として、VMware Tanzuをベースにしたコンテナ実行基盤のマネージド型クラウドサービス「デジタルソリューション創出プラットフォーム」も提供する。「サービスの本番稼働に必要な機能を備えた環境で、アジャイル開発によって素早く、繰り返しサービス提供可能」(同社)だとしている。

 「製造業をはじめとする幅広い業界で、クラウドネイティブでのアプリケーション開発の内製化を目指す動きが加速している。実現手段として、ローコードやノーコードを用いたアジャイル開発基盤の需要が高まっている。Mendixにより、業務部門とIT部門が連携した開発が可能になる」(同社)。一方、開発したアプリケーションを利用するには、実行環境や運用体制を整備する必要がある。これに対して「デジタルソリューション創出プラットフォーム」を提供する。

 Mendixの価格は個別見積もり。参考価格(税込み)は、Mendixで開発したアプリケーションの利用者数30人で年額190万円から。コンテナ実行基盤(デジタルソリューション創出プラットフォーム)など、本番運用基盤の利用料金は別途必要。

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