サイバーソリューションズは2023年7月10日、「企業のメールセキュリティへの取り組みに関するアンケート調査」の結果を発表した。企業の76.5%がクラウド型のメールサービスを利用している。このうち半数弱（46.4%）の企業は、1年に1回以上、クラウドメールの障害が発生している。アンケートは、全国の従業員300人以上の企業の社員1063人を対象に2023年1月に実施した。
サイバーソリューションズは、「企業のメールセキュリティへの取り組みに関するアンケート調査」を2023年1月に実施した。アンケートは、全国の従業員300人以上の企業に勤務する、情報システム部所属社員1063人を対象にインターネットを介して実施した。
勤務先の電子メール環境は、クラウドが76.5%、オンプレミスが23.5%だった（図1）。
図1：勤務先の電子メール環境（クラウド/オンプレミス）（出典：サイバーソリューションズ） 導入している製品は、Microsoft 365が57.2%と過半数を占めている（図2）。2位はGoogle Workspaceで10.3%である。
図2：勤務先の電子メール環境（製品・サービス別）（出典：サイバーソリューションズ） クラウド型のメール環境を利用している企業に対してメールシステムの障害発生頻度を聞いたところ、半数弱（46.4%）の企業で1年に1回以上、障害が発生していることが分かった（図3）。
図3：クラウドメール障害の発生頻度（出典：サイバーソリューションズ） 導入しているクラウド型メールサービスごとの障害発生頻度は、図4の通りである。Microsoft 365で「1年に1回以上」障害が発生している割合は53.2%で、Google Workspace（29.5%）やその他のクラウドメール（26.2%）よりも多い。
図4：クラウドメール障害の発生頻度（製品・サービス別）（出典：サイバーソリューションズ） クラウド型のメール環境を利用している企業に対して、メールサーバーのバックアップシステムなど、クラウドメールの障害対策の導入状況も聞いた。企業規模が大きいほど、クラウドメールの障害対策の導入率が高い（図5）。
図5：クラウドメールの障害対策の導入状況・導入予定（出典：サイバーソリューションズ） 
