[新製品・サービス]

リコー、企業独自の大規模言語モデルを作成可能なノーコード開発ツール、試用版を無料提供

固有の用語を含むExcelデータをアップロードして学習

2023年7月11日(火)IT Leaders編集部

リコーは2023年10月10日、企業独自の大規模言語モデルを作成可能なノーコード開発ツールを開発したと発表した。同日付でトライアル版の無料提供を開始した。ユーザー企業は、自社・業界固有の用語などを含めた分類情報のサンプルデータ(Excel)をアップロードすることで独自の大規模言語モデルモデルを作成できる。

 リコーは、企業独自の大規模言語モデルを作成可能なノーコード開発ツールを開発し、トライアル版の無料提供を開始した。ユーザー企業が大規模言語モデルを業務で活用する際に必要な企業・業界固有の情報を、特別な知識がなくてもAIに学習させることができる(図1)。

図1:企業独自のAIモデルを作成するためのノーコード開発ツールの概要(出典:リコー)
拡大画像表示

 ユーザー企業は、自社・業界に固有の用語などを含めた分類情報のサンプルデータをExcel形式で作成しアップロードすると、企業独自のAIモデルを作成できる。AIモデルを作成する機能に加え、AIモデルを利用する環境も提供する。

 「大規模言語モデルを業務に適用するには、企業固有の用語や言い回しなどを学習させ、企業独自のAIモデルを作成する必要がある。一方、独自のAIモデルを作成/カスタマイズ(チューニング)するには専門知識が必要。しかし、開発を外部委託するとデータ漏洩のリスクがある」(リコー)

 無料のトライアル版では、ツールの使い勝手や実際のデータを使ったAIモデルの効果をユーザー自身で検証できる。トライアル募集ページから申し込む。

 リコーは今後、ノーコードAI開発ツールのほかにも、ChatGPTやリコー独自開発の大規模言語モデルなどを活用した企業向けAIシステムの構築を進めていくとしている。

関連キーワード

リコー / 大規模言語モデル / ローコード / 生成AI

関連記事

トピックス

[Sponsored]

リコー、企業独自の大規模言語モデルを作成可能なノーコード開発ツール、試用版を無料提供リコーは2023年10月10日、企業独自の大規模言語モデルを作成可能なノーコード開発ツールを開発したと発表した。同日付でトライアル版の無料提供を開始した。ユーザー企業は、自社・業界固有の用語などを含めた分類情報のサンプルデータ(Excel)をアップロードすることで独自の大規模言語モデルモデルを作成できる。

PAGE TOP