[新製品・サービス]

中堅・中小企業向けクラウドERP「GROW with SAP」、導入移行の方法論や業界別ベストプラクティスを提供

2023年7月12日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SAPジャパンは2023年7月12日、中堅・中小企業向けクラウドERPサービス「GROW with SAP」を国内で提供開始したと発表した。SaaS型ERPを中核に、クラウドへの移行を支援するツールやサービスなどを網羅的に提供する。

 SAPジャパンの「GROW with SAP」は、中堅・中小企業に向けたクラウド型のERPサービスである。SaaS型で提供するERPソフトウェアを中核に、クラウドへの移行を支援するツールやサービスなどを網羅的に提供する。中堅・中小企業が抱える独自の課題に対処できるように、業界ごとのベストプラクティスも提供する(図1)。

図1:GROW with SAPのサービス構成(出典:SAPジャパン)
拡大画像表示

 具体的には、事業の成長に合わせて拡張可能なクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud, public edition」、アプリケーション開発・実行プラットフォーム「SAP Business Technology Platform(BTP)」、導入のための方法論やツールを提供する「SAP Activate」、移行支援のSIサービス「Packaged Activation Services」などを提供する(関連記事シンプルなクラウドERP、伴走型のDX支援で日本企業のグローバル競争力を高める─SAPジャパン)。

 GROW with SAPの特徴は、SAP Activateとして、業務を標準に合わせるための方法論と各種ツールを提供すること(図2)。まず、700を超える業務プロセスを、標準の業務プロセスとして公開している。システムの検討段階でこれらを事前に確認可能である。このほか、SaaSの機能を定期的にバージョンアップする際の影響範囲を自動で確認するツールなど、各種ツールを提供する。

図2:導入の方法論とツールを提供するSAP Activateの概要(出典:SAPジャパン)
拡大画像表示

 2023年の後半には、GROW with SAPの認定パートナー制度を立ち上げる。こうした取り組みにより、GROW with SAPの中核となるSAP S/4HANA Cloud, public editionの日本市場への展開を加速させるとしている。

関連キーワード

S/4HANA / SAP / クラウドERP / 中堅・中小企業 / SI / S/4HANA Cloud / SAP BTP

関連記事

トピックス

[Sponsored]

中堅・中小企業向けクラウドERP「GROW with SAP」、導入移行の方法論や業界別ベストプラクティスを提供SAPジャパンは2023年7月12日、中堅・中小企業向けクラウドERPサービス「GROW with SAP」を国内で提供開始したと発表した。SaaS型ERPを中核に、クラウドへの移行を支援するツールやサービスなどを網羅的に提供する。

PAGE TOP