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カレンダー共有の「TimeTree」、OCRとChatGPTで画像データから予定を抽出する機能を追加

2023年8月3日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TimeTreeは2023年8月1日、カレンダー共有アプリ「TimeTree」に、画像データから予定を登録する「予定スキャン機能」のベータ版を追加した。メールのスクリーンショットやファクスで受信した案内状など、任意の画像データに含まれる予定情報を抜き出してカレンダーに自動登録する。要素技術として、OCR(光学文字認識)と対話型AI「ChatGPT API」を活用している。

 TimeTreeの「TimeTree」は、カレンダー共有アプリである。予定の新規登録や変更・更新したタイミングでメンバーに通知する。メンバー間のグループチャット機能も提供し、会議などの予定の調整・管理業務を効率化する。

図1:カレンダー共有アプリ「TimeTree」に追加した「予定スキャン機能」の利用シーン(出典:TimeTree)

 今回、画像データから予定を登録する「予定スキャン機能」のベータ版を追加した。メールのスクリーンショットやファクスで受信した案内状など、任意の画像データから予定情報を抜き出してカレンダーに自動登録する機能である(図1)。

 要素技術として、OCR(光学文字認識)と対話型AI「ChatGPT API」を用いている。ChatGPTはAPI経由のため、読み取った予定情報が学習用データとして利用されることはない。

 1回の画像読み込みにつき1つの予定を登録可能である。今後のアップデートで、1つの画像に複数の予定があった場合に複数の予定を同時に登録する機能を追加することを検討している。

 まずはiOSデバイス向けに新機能を提供し、今後、Androidデバイス向けにも提供する予定である。また、今回はベータ版として一部のユーザーを対象に提供するが、順次、提供対象のユーザーを拡大していく。

 TimeTreeには、広告表示付きの無料版と有料版(税込み月額300円または年額3000円)がある。有料版では、予定にPDF、Wordファイル、写真など各種ファイルを添付できる。重要な予定を上部に固定するなど、予定を任意の順番に並び替えて表示できる。その際、空き時間帯がひと目で分かるように予定をバーチカル(時間単位)に並べることが可能(最大3日間)。

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グループウェア / OCR / ChatGPT / スマートフォン / iOS / Android / タブレット

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