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固定資産管理システム「HUE Asset」がクラウドERP「Dynamics 365」と標準で連携

特化機能を組み合わせたコンポーザブルERPを構築可能に

2023年8月21日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ワークスアプリケーションズ(WAP)は2023年8月21日、固定資産管理システム「HUE Asset」を日本マイクロソフトのクラウドERP「Microsoft Dynamics 365」と連携させる標準ツールを提供開始した。日本の固定資産管理業務に特化したHUE AssetをDynamics 365 Financeに標準ツールを通じて接続することで、「コンポーザブルERP」の考え方に沿ったシステムを構築可能になるとしている。

 ワークスアプリケーションズ(WAP)の「HUE Asset」は、固定資産管理システムである。固定資産管理、リース資産管理、資産除去債務管理、減損管理、建設仮勘定管理、税務申告、棚卸実査、締め・仕訳連携などの機能群を一元的に提供する(関連記事固定資産管理システム「HUE Asset」が新リース会計基準に準拠、不動産契約もオンバランスで計上)。

図1:固定資産管理システム「HUE Asset」とクラウドERP「Dynamics 365」の連携(出典:ワークスアプリケーションズ)
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 今回、HUE Assetを、日本マイクロソフトのクラウドERP「Dynamics 365」と連携させるツールを標準で提供開始した(図1)。日本の固定資産管理業務に特化したHUE AssetをDynamics 365 Financeに標準ツールを通じて接続することで、コンポーザブルERP(注1)の考え方に沿ったシステムを構築可能になるとしている。

注1:コンポーザブルERP(Composable ERP)は、米ガートナー(Gartner)が提唱する、領域ごとのソリューションを組み合わせて構築することが可能なERPプラットフォームのこと。

 「日本の大手企業における固定資産業務は、国内の税制に則った償却計算や税務申告に、業種・業態に応じて多くの業務要件が加わる。例えば、製造業であれば工場設備の親子資産管理が、小売業であれば店舗ごとの減損兆候判定が必要である」(同社)。海外のERPを使って国内外の基幹システムを統合する場合、こうした日本国内独自の業務要件を満たすため、ERPとは別のアプリケーションを用意して接続する必要がある。

 標準で用意する連携ツールを介して、資産の償却や除売却仕訳をERPに連携させられる(図2)。ほかにも、用途に合わせたデータ連携ツールを順次標準でリリースする予定である。リースや不動産の支払連携、マスターの同期、購買・買掛金データに基づく建設仮勘定の計上など、大手企業の要件水準を満たした機能連携が可能になる。

図2:固定資産管理システム「HUE Asset」とクラウドERP「Dynamics 365」のデータ連携ツールを順次リリースする(出典:ワークスアプリケーションズ)
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ワークスアプリケーションズ / Dynamics 365 / HUE Asset / ERP / Microsoft / HUE / 資産管理 / 新リース会計基準

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