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データビークル、分析用データセットを自動生成する「dataExpress」を発表、“マート待ち問題”を解決

2023年9月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

データビークルは2023年9月6日、データマート自動作成クラウドサービス「dataExpress」を発表した。Webブラウザから伝票データなどの業務データをアップロードするだけで、データマートとして使える大量カラムの表形式データセットを自動生成する。ユーザーはこれをダウンロードしてさまざまな分析に利用できる。価格(税別)は初期費用が20万円、月額利用料が40万円から。同年11月上旬のリリースを予定し、販売目標として2023年下期に30社を掲げる。

 データビークルの「dataExpress」は、データマート(現場のデータ分析に必要なデータセット)を自動作成するクラウドサービスである。Webブラウザから伝票データなどの業務データをアップロードするだけで、データマートとして使える大量カラムの表形式データを自動生成する。ユーザーはこれをダウンロードしてさまざまな分析に利用できる。CSV(カンマ区切り形式)など各形式でアップロード/ダウンロード可能である(図1)。

図1:分析用データ作成サービス「dataExpress」の概要(出典:データビークル)
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 一般的な業務データをそのままdataExpressに投入できる。例えば、個客情報(5項目)、購買履歴(6項目)、商品情報(3項目)の合計14項目(重複は2項目)のデータファイルを、dataExpressにそのままアップロードするといった使い方が可能である(図2)。

図2:一般的な業務データをアップロードしてdataExpressに投入し、これをもとに分析用データを生成可能(出典:データビークル)
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 アップロードを終えると、dataExpressは、ユーザーが行うデータ分析の目的に合わせて粒度と集計項目を調整し、数十個から数百個の項目がある1つの表形式データを自動生成する(図3)。

図3:合わせて14項目の3つのデータファイルから、数十から数百の項目を持った多目的の分析用データを単票として生成する(出典:データビークル)
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 こうして自動生成された多項目のデータセットから、データファイルから不要な項目を削除するなどした後に、必要とするさまざまな分析が行える。どの項目がどんな意味を持ち、どんなデータを格納しているのかといった説明も得られる(図4)。

図4:生成された多項目のデータは、各種のデータ分析用途に利用可能(出典:データビークル)
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 dataExpressの管理画面から、ノーコードのGUI操作でデータの加工が行える定期的に最新のデータを自動生成するようなスケジュール機能も備える。Webブラウザでの対話型だけでなく、外部システムとの間でデータを入出力するコネクション機能も実装する予定である。

●Next:これまでのデータ分析で抱えていた“マート待ち問題”

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