[事例ニュース]

JRA、70万人が使う競馬情報アプリの会員ID管理/認証基盤をOCI IAMで構築

2024年1月19日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本中央競馬会(JRA、本部:東京都港区)は2023年9月22日、競馬情報を提供する公式スマートフォンアプリ「JRAアプリ」の会員ID管理/認証基盤として、日本オラクルの「OCI Identity and Access Management(IAM)」を利用している。同アプリの利用登録者は現在約70万人で、同基盤は100万人規模での利用にたえるという。日本オラクルが2024年1月19日に発表した。

 日本中央競馬会(JRA)は、競馬情報を提供するスマートフォンアプリ「JRAアプリ」を2023年9月22日より提供している。ネット投票や出馬表、レースライブ動画などの機能/コンテンツを備え、利用登録することで無料で使える。2023年末時点で約70万人が登録している(画面1)。

画面1:スマホアプリ「JRAアプリ」の画面例(出典:日本オラクル)

 会員のID管理/認証基盤を、日本オラクルの「OCI Identity and Access Management(IAM)」で構築している。多要素認証や画面のカスタマイズ性、アクセス集中時の性能拡張といった要件を標準機能で満たし、国内リージョンから利用可能であることや、100万人の利用にたえる基盤であることから採用した。NECネッツエスアイと日本オラクルのコンサルティング部門の支援の下、約4カ月間で構築したという。

 ID連携によるSSO(シングルサインオン)が可能で、SAMLやOAuth/OpenID Connectなどに対応する。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を含めた各クラウドサービスやSNS、ゲートウェイモジュールを用いたオンプレミスの企業情報システムなどの間でSSOを設定できる。

 多要素認証、詳細なパスワードポリシー定義、ユーザーの行動分析によるリスクベース認証などの機能を備える。JRAアプリでも多要素認証などを採用し、ユーザーの利便性の向上とセキュリティの強化を両立させている。

関連キーワード

日本中央競馬会 / ID管理 / SSO / スマートフォン / エンターテインメント / Oracle / OCI / NECネッツエスアイ

関連記事

トピックス

[Sponsored]

JRA、70万人が使う競馬情報アプリの会員ID管理/認証基盤をOCI IAMで構築日本中央競馬会(JRA、本部:東京都港区)は2023年9月22日、競馬情報を提供する公式スマートフォンアプリ「JRAアプリ」の会員ID管理/認証基盤として、日本オラクルの「OCI Identity and Access Management(IAM)」を利用している。同アプリの利用登録者は現在約70万人で、同基盤は100万人規模での利用にたえるという。日本オラクルが2024年1月19日に発表した。

PAGE TOP