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LPI-Japan、Web/DNS/メールサーバー構築の独習教材「Linuxサーバー構築標準教科書 Ver.4.0.0」を公開

学習ベースをCentOSからAlmaLinux 9に変更

2024年2月1日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2024年2月1日、学習教材「Linuxサーバー構築標準教科書」の新版(Ver.4.0.0)を公開した。Webサーバー、DNSサーバー、メールサーバーの構築知識、ネットワークとセキュリティの設定について学べる。新版では、RPMパッケージ管理コマンド「dnf」の説明や、学習環境(VirtualBox)の構築手順などを追加したほか、ベースとなるLinuxディストリビューションをCentOS 7からAlmaLinux 9.3に変更している。価格はPDF版とEPUB版が無料、Kindle版が300円(税込)で、同日に製本版の予約販売を開始した。

 LPI-Japanの「Linuxサーバー構築標準教科書」(画面1)は、Linuxサーバーを構築するために必要な知識を学ぶ学習教材である。仮想環境に構築したLinuxでの実習を通して、Webサーバー(Apache)、DNSサーバー(BIND)、メールサーバー(Postfix)の構築知識、ネットワークとセキュリティの設定について学べる。構築した環境へ実際にアクセスしたり、メールを送受信したりすることで、サーバーの動作原理やプロトコルの仕組みを体験型で習得できる。

画面1:「Linuxサーバー構築標準教科書」のページ例(出典:エルピーアイジャパン)

 新版のVer.4.0.0では、RPMパッケージ管理コマンド「dnf」など新しいコマンドの説明や、仮想化技術/仮想マシンの基礎解説・実践方法、独習しやすいストーリー構成、学習環境(VirtualBox)の構築手順などが加わった。なお、学習のベースとなるLinuxディストリビューション(Red Hat Enterprise Linux互換OS)は、CentOSのサポート終了を考慮してAlmaLinux 9.3に変更している。

 同書はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で公開される。価格(税込)は、PDF版とEPUB版が無料、Kindle版が300円、製本版(118ページ)が1650円となっている。

 「2009年の初版リリース以降、同書の利用者や現場のIT技術者の声を取り入れて更改を重ねている。また、Slackのコミュニティを通じて、新たなコンテンツの追加などのアップデートを随時行っていく」(LPI-Japan)。同書の章構成は以下のとおり。

  • 第1章:Linuxサーバーの概要
  • 第2章:VirtualBoxのインストールと仮想マシンの作成
  • 第3章:Linuxのインストールと設定
  • 第4章:Webサーバーの構築
  • 第5章:DNSサーバーの構築
  • 第6章:メールサーバーの構築
  • 第7章:ネットワークとセキュリティの設定
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