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イメージバックアップツール「MIRACLE System Savior」新版、レノボ製HCIに対応─サイバートラスト

2024年3月13日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2024年3月12日、企業向けシステムバックアップソフトウェア新版「MIRACLE System Savior Version 4 Revision 2(MSS V4 R2)」を提供開始した。新版では、バックアップ対象機種にレノボ・エンタープライズ・ソリューションズの「ThinkAgile HX 1320」および「ThinkAgile MX 認定ノード」を追加した。価格(税別)は8万9000円から。

 サイバートラストの「MIRACLE System Savior」は、OSやファイルシステムを含めたシステムイメージ全体をバックアップするイメージバックアップソフトウェアである。

 バックアップ対象システムを停止した状態で、専用の起動用CD-ROM(OSはLinux)からバックアップツールを起動し、CUIでディスク領域を指定してバックアップ/リストアを実行する(図1関連記事イメージバックアップソフト「MIRACLE System Savior」がWindows Server 2019に対応)。

図1:イメージバックアップソフトウェア「MIRACLE System Savior」の概要(出典:サイバートラスト)
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 特徴は、ディスクイメージのコールドバックアップ機能に特化して、豊富な種類のストレージデバイスに対応していること。起動したツールの管理画面から確認できるストレージ領域(ローカルディスク上のパーティション、Fibre Channel接続ストレージなど)を対象に指定できる(画面1)。Windows、Linux、サーバー仮想化プラットフォーム(VMware、Hyper-V、KVMなど)、データベース(Oracle Database Appliance/Oracle Exadata)などのバックアップ/リストアに対応する。

画面1:バックアップデータの保存先を指定する画面(出典:サイバートラスト)
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 新版の「MIRACLE System Savior Version 4 Revision 2(MSS V4 R2)」では、バックアップ対象機種にレノボ・エンタープライズ・ソリューションズのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品「ThinkAgile HX 1320」および「ThinkAgile MX 認定ノード」を追加した。前者は米Nutanixのサーバー仮想化プラットフォームを、後者はAzure Stack HCIを採用している。

 対応に伴って両製品の推奨構成を定め、レノボのプロフェッショナルサービスにおいて、サーバー/ストレージとMIRACLE System Saviorの設計・構築支援を開始する。推奨構成の詳細は、レノボの「HCI環境のシステムバックアップ」ページで公開している。

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