NTTデータは2009年12月1日、クラウドサービス「BizCloud」を発表した。顧客独自の環境を構築できる「プライベートクラウド」と、複数の顧客がサービスを共同利用する「コミュニティクラウド」を用意。顧客ニーズに合わせて選択できるようにした。
IaaSやPaaS、SaaSとして提供するほか、クラウドへの移行を支援するメニューを用意する。クラウド活用による最適なシステム構想を立案する「コンサル」、既存システムからデータ/システムを移行する「マイグレーション」、プロビジョニングやパッチの適用などを行う「運用管理」などを揃え、導入から運用までを包括的にサポートする。
2009年7月に発表した、NTTコミュニケーションズと日本電信電話(NTT持ち株会社)共同開発の「SaaS共通基盤機能群」の技術も取り入れる。認証やWebシステムを容易に構築するための機能などを備え、クラウドにおけるセキュリティや利便性にも配慮した。
まず、PaaSとなる「BizCloud プラットフォームサービス」を2010年4月より提供開始する。