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インフォテリア、主力2製品で新ビジョン「ミドル×フロント戦略」を推進。年内に新製品も

2013年6月18日(火)河原 潤(IT Leaders編集委員/データセンター完全ガイド編集長)

インフォテリアは2013年6月13日、報道機関に向けて2013年度事業戦略説明会を行った。同社代表取締役社長兼CEOの平野洋一郎氏は、EAI/ESBソフトウェアの「ASTERIA WARP」とモバイルデバイス用コンテンツ管理(MCM)ツール「Handbook」の両製品が主軸となる「ミドル×フロント戦略」について説明した後、同社がHandbookとは別のスマートデバイス向け製品を2013年内に提供する計画であることを明らかにした。

「XML専業ベンダーとして創業した1998年から、インフォテリアが一貫して追及してきた「『作る』か『つなぐ』へ」が市場で実を結んだ」――冒頭、平野氏は、同社の主力製品であるASTERIA WARPの導入社数が3604社(2012年12月時点)に達し、インフォテリア自らが実施した顧客満足度調査でも82.2%の顧客が「とても満足/満足」と回答していると説明。国内のデータ連携ソフトウェア市場でシェア1位(テクノシステムリサーチ調査)の座にある同製品の好調な販売をアピールした。


【写真】 「『作る』か『つなぐ』へ」が市場で実を結んだ」と話す、インフォテリア代表取締役社長兼CEOの平野洋一郎氏

2013年1月に出荷された現行バージョンの4.7では大規模・大容量への対応が掲げられ、新たに大規模向けエディション「Enterprise Edition」が追加されている。平野氏によると、同社が同バージョンの投入で大きな期待をかけているのが、海外のEAI/データ連携製品からのリプレースのさらなる加速だ。「市場にはさまざまな海外ベンダーの製品が揃うが、それらは日本での提供体制が弱かったり、事業縮小・撤退のリスクがあったりする。これまでにも数多くのリプレースのニーズに応えてきたが、大規模・大容量対応を特徴とする新バージョンでそれをさらに加速させたい」(平野氏)。

一方、インフォテリアのもう1つの“顔”であるMCMツールのHandbookは、2009年6月に最初のバージョンがリリースされて以来、タブレットの企業導入の増加傾向と共にシェアを上げ、国内のモバイルデバイス向け文書管理製品市場でシェア1位(ITR調査)となり、導入社数は531社(2013年3月時点)に達している。平野氏は、企業向けモバイル向けコンテンツ製品で特に重要な要件として、高い表現力とセキュリティの2つを挙げて次のように語った。「企業向けのタブレット製品だからといって、UIが不出来ではいけない。Handbookは最新タブレットならではのすぐれたユーザー体験を高いセキュリティ・レベルで提供できる製品である」。

両製品の位置づけと、インフォテリアが目指す方向性を明確にしたビジョンとして、現在打ち出されているのが、「ミドル×フロント戦略」と呼ばれる新ビジョンである。ミドルにはASTERIA WARPが位置し、バックエンドのシステムやデータと、フロントのシステムやアプリケーション、コンテンツを「つなぐ」役割を担う。フロントに位置するHandbookは、企業活動におけるコンテンツ配信・提供やコミュニケーションなど「伝える」役割を担っている。

説明会の最後に、平野氏は、ミドル×フロント戦略に基づき、Handbookと並ぶ新しいタブレット向け新製品を年内に提供する計画も明らかにした。「Gravity」という開発コード名で呼ばれる新製品の詳細は明かされなかったが、同氏によれば、新製品は、業務システムの定型データに対してタブレット向けのUIを提供したうえで、タブレットから業務システムへのデータ入力もサポートされるようだ。

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