[事例ニュース]

KDDIとコロプラ、ビッグデータを活用して観光客の行動を把握

2013年11月1日(金)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

KDDIとコロプラは2013年10月29日、観光客の行動をまとめた調査レポートを提供開始した。官公庁や地方自治体、観光協会などに提供し、地域の観光振興などの取り組みを支援する。

スマートフォンの位置情報を活用することで、観光客の訪問先や滞在時間を性別/年代別に明らかにする。KDDIは、位置情報を利用することに同意してもらったauのスマートフォンユーザーから位置データを取得。個人を特定できないように加工した上で、コロプラが行動を分析する。

図:位置情報を利活用する流れ

レポートでは、来訪者や旅程、宿泊地などの項目別に分析結果をまとめる。例えば「流入出分析」は、観光エリアごとに来訪者の流入出者数を時間帯別に算出。いつどこにどれくらいの人が滞在していたのかを可視化する。観光協会などは、来訪者の行動を時間帯別に把握できることから、どのタイミングにイベントを実施すればよいのかなどの施策が立てやすくなる。

「交通手段分析」は、鉄道や飛行機、自動車などの交通手段別に来訪者数を算出する。自動車の利用率が高ければ渋滞を緩和する施策を、飛行機の利用率が高ければ電車やタクシーといった二次交通網を拡充する施策を検討できる。

両社は今後、位置情報を観光支援に活用するだけではなく、防災対策や交通環境の整備などに役立てることを目指す。

なおコロプラは、ビッグデータを活用して新サービスを創出した1社。“位置ゲー”と呼ぶスマホ向けゲームの開発を中核事業に据えるが、ゲームを介して収集した位置情報をゲーム以外の用途で利用する。具体的には、膨大な位置情報から人の行動を分析。観光支援を目的に、その結果を13の自治体や地方公共団体に無償で提供している。

 

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