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デル、FC SAN対応の中規模ストレージ「Dell Storage SC4000」シリーズを発表

2014年3月19日(水)IT Leaders編集部

デルは2014年3月19日、ファイバチャネル(FC)ネットワーク対応の中規模ストレージ「Dell Storage SC4000」シリーズを発表した。最初のモデルである「Dell Storage SC4020」が2014年5月よりアジア太平洋地域で販売開始される予定だ。

 デルは新しいDell Storage SC4000シリーズを、中規模・低価格帯ながら、大規模SANと同様の先進的な機能を提供できるFC SANソリューションとして位置づけている。最初のモデルとなるDell Storage SC4020は、2Uサイズの筐体に24台のディスクを格納し、Dell Compellent Storage Centerソフトウェアによって1台でFC SANを構成する。

 Dell Storage SC4020は、物理ストレージ容量を最大413TBまで拡張でき、高性能が要求されるFC SANのエントリーポイントや、遠隔にある支店・拠点でのストレージシステムに適している。デルが示すユースケースによれば、1台の2U筐体・24台のディスク構成のFC SANにおいて、「Microsoft Exchange 2013」の最大1万人のメールボックスのホスト処理をこなすことができ、12台のディスク構成においても、12万9000回までの「Oracle Database」のワークロードIOPSをミリ秒レベルの遅延時間で実行できるという。

 Dell Storage SC4000シリーズは、HDD/SSD(フラッシュドライブ)混在環境のストレージ階層化管理を可能にする「Dell Compellentストレージソリューション」との相互運用が可能になっている。HDD、書き込み性能に最適化されたSLCフラッシュドライブ、読み出し性能に最適化されたMLCフラッシュドライブの間で、格納されたデータをインテリジェントに階層化して管理することができる。各種ドライブの間で細やかな階層化管理を行うことで、低コストでオールフラッシュに匹敵する高いパフォーマンスのディスク構成が可能になる仕組みだ。

 この仕組みによってユーザーは、これまでオールフラッシュ構成でコストがケタ違いに高くなっていたOLTPデータベースなどの業務アプリケーション用のストレージシステムを、コストを抑えて導入することが可能になるという。5月に販売開始されるDell Storage SC4020の価格は未発表だが、デルの試算では、競合他社のオールフラッシュ構成の製品と比較して、最大76%のコスト削減を実現できるという。

Dell Storage SC4020
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