[IT人材育成[戦略と実践]]

IT人材育成のキラーソリューション「新CCSF」の全容を理解する(その3)

IT人材育成[戦略と実践](14)

2014年7月22日(火)高橋 秀典(スキルスタンダード研究所)

今日の情報システムは企業を支え、ビジネスを戦略的に遂行するための武器でもあります。その構築・実現を担うIT人材の育成は、あらゆる企業にとっての最重要課題にほかなりません。本連載では、企業のITリーダー=IT戦略・情報システム責任者が、いかにしてIT人材育成・活用を推し進めていけばよいのかを掘り下げていきたいと思います。

 CCSF(共通キャリア・スキルフレームワーク:Common Career Skill Framework)は、2014年7月末に素晴らしい内容に生まれ変わって世に出る予定です。今回発表される「新CCSF」(仮称)は、最終形の構造と時間をかけて構成されたコンテンツが用意され、これぞ「IT人材育成のキラーソリューション!」と評価できるものになっています。そこで本連載では前回より特別集中連載のかたちをとって、新CCSFの考え方や使い方についての解説を始めています。続けて読んでいただき、新CCSFの内容と企業にもたらす価値を理解していただければと思います。

要求分析とそれ以降のプロセス

 前回、要求分析の考え方や成果物を説明しました。繰り返しになりますが、「どうなりたいかを明らかにしていないと何にもなれないし、効率的で有効な人材育成計画の立案やその実施もできない」ことを認識しておく必要があります。

 「自社のビジネスに貢献できる人材を育成・保持・確保する」というのが、スキル標準企業導入の基本です。スキルを向上させるのはあくまで手段であって、何のためにという目標を明確にできなければ、社員の方々の“腹に落ちて”取り組みが継続されるようにはならないでしょう。もし、スキル標準を導入することや、スキル診断をすること、また、続けることが目的となってしまっているならば、今すぐに見直し・改善の手を打つことを、勇気を持って実行してください。

 要求分析の実施は、企業や組織の目標を明らかにすることだけでなく、そのプロセス自体も推進者相互の共通理解やゴールの共有ができる大変重要なものです。CCSFとして多くのコンテンツが提供されていますが、この要求分析だけは何も提供されておらず、企業が自身の頭を使って進める必要があります。企業ごとにビジネスモデルや目標は異なるのですから当然です。したがって、要求分析のできる能力を持つ方を担当に任命することが必須となります。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

【次ページ】CCSFにおけるタスクモデル
  • 1
  • 2
  • 3
バックナンバー
IT人材育成[戦略と実践]一覧へ
関連キーワード

CCSF / ITSS / UISS / IT人材 / 人材育成

関連記事

IT人材育成のキラーソリューション「新CCSF」の全容を理解する(その3)今日の情報システムは企業を支え、ビジネスを戦略的に遂行するための武器でもあります。その構築・実現を担うIT人材の育成は、あらゆる企業にとっての最重要課題にほかなりません。本連載では、企業のITリーダー=IT戦略・情報システム責任者が、いかにしてIT人材育成・活用を推し進めていけばよいのかを掘り下げていきたいと思います。

PAGE TOP