[ザ・プロジェクト]

正確な服薬記録を促すスマホアプリを提供し
患者-医師-薬局のスクラム強化に新機軸

2014年8月19日(火)川上 潤司(IT Leaders編集部)

街中にあまたある調剤薬局。患者さんから積極的に選ばれる存在になるためには、どんなビジネス展開が必要となるのか。アイセイ薬局は、お薬手帳の電子化を基軸に、治療成績を向上させるための新システムを立ち上げた。プロジェクトに関わったキーパーソンに話を聞いた。

──顧客との“つながり”を強化するために、スマートフォン向けアプリの活用を中心とする改革に取り組んでいると伺いました。貴社の立場からすると患者さんと表現するのが適切かもしれません。

岩崎 当社は全国に300店舗弱の調剤薬局を展開しています。業界では6番手といったところでしょうか。今回の取り組みをご説明する前に、まずは調剤薬局を取り巻く昨今の状況をお話しておきましょう。

岩崎 朋幸 氏 アイセイ薬局 マーケティング本部 コーポレート・コミュニケーション部 部長

 風邪をひくなどして病院にかかった時、医師が処方した薬を受け取りに行くのが調剤薬局。実は全国に5万5000店舗ほどあって、コンビニよりも多いんですよ。しかも、ほとんどが“パパママ薬局”と呼ばれている個人経営規模の薬局。アインファーマシーズさんや日本調剤さんを筆頭に大手10社が占めるシェアは1割に届いていないのが実情です。そこで何が起きているかというと、様々な意味でスケールメリットを出すために、大手によるM&Aがにわかに激化しているんです。

 一方で、患者さんの立場からすると、薬局のサービスってコモディティ化しているように映り、特定の薬局チェーンを選ぶ理由はそうそう無いんです。病院、あるいは帰り道の近くの薬局を優先し、もしそこが混雑していたら、また別の薬局にすればいいや、って感じなのです。

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