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Struts1からSpringへの移行ツールをエイムネクストが提供開始

2014年9月19日(金)IT Leaders編集部

エイムネクストは、Webアプリケーション開発フレームワーク「Struts1」(すでにサポート終了)で開発した既存資産を、現在広く使われている「Spring」へと移行するツールを開発し、このほど提供を開始した。

 企業システムの中にWebアプリケーションがどんどん広がる中、チーム開発での生産性や、後々のメンテナンス性を高めるといったことを目的に「フレームワーク」が積極的に使われるようになった。JavaによるWebアプリケーション開発ならば、2000年代半ばにデファクトスタンダードのように採用されていたのが「Struts」。今なお、Strutsをベースとしたアプリケーションは多くの企業で稼働し続けている。

 しかし、当初のStruts(Struts1)は2008年10月の最終版公開を機に開発が止まり、2013年4月にはサポートも終了。不具合や脆弱性への正式対応はなく、セキュリティ面では心許ない状況になっている。今春に話題となった事例を挙げれば、国税庁が確定申告書作成サービスを数日間閉鎖したり、情報処理推進機構(IPA)が国家試験「ITパスポート」のオンライン試験を直前に中止したりといったことがあった。

 Struts1を使った既存アプリケーション資産についてセキュリティ面の手当てを施すならば、他のフレームワークに移行するのが現実的アプローチとなる。具体的にはStruts2、Springといったものだ。Struts2は「Struts」という名前こそ付いているが、元々のルーツは別物で、必ずしもStruts1との互換性は高くない。一方のSpringは、かつてStruts1と組み合わせて使っていたユーザーもあることから、当面の移行先として有力視する声は根強い。

 こうした背景下、コンサルティングや開発上流工程の支援を中心にビジネス展開するエイムネクストが、Struts1→Springの変換ツール「W-Eye Converterを開発し、このほど提供を開始した。

 コードを解析してツールによる自動変換処理を実行するのが基本的な仕組み(図参照)。画面表示まわりでいえば、Struts1仕様のタグを、Spring/JSTL(Java Server Pages Standard Tag Library)/HTMLのタグに自動変換する。そのほかの対象も含めて、もちろん完全自動化は叶わないが「機械的な単純変換をツールに任せられるので、開発者はロジカルな作業に集中できる。社内検証した結果では、移行開発工数を7割ほど削減できると見込んでいる」(同社取締役の新開靖氏)という。

図 エイムネクストが提供するStruts1からSpringへの移行ツールの概要
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 料金は、自動変換できるコードの量に依る課金体系を採用。JSP(Java Server Pages)変換ではJSPファイル1行あたり100円、フォーム変換では1フィールドあたり300円といった具合だ。ユーザーは、ツールの提供を受けて自動変換できる量などを事前検証できる。その結果に納得し契約すればツールのライセンスキーが発行され、変換後の“中身”を取り出すことができる。

 

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