[インタビュー]

「変革のDNAに基づき次代のICT企業になる」エリクソン日本法人の2トップ

2015年11月5日(木)志度 昌宏(IT Leaders編集部)

移動体通信機器メーカー大手であるスウェーデンのエリクソンが、クラウドコンピューティングを含めたITサービスに大きく舵を切っている。2015年3月には、データセンター用のコンバージドシステムとなる「Ericsson HDS (Hyperscale Datacenter System) 8000」を発表した。エリクソンは、どんなITサービス事業者を目指しているのか。日本市場における舵取りを担うマイケル・エリクソン (Mikael Eriksson)氏と野崎 哲 氏の2人の代表取締役社長に聞いた。(聞き手は志度 昌宏=IT Leaders編集部、文中敬称略)

写真1:エリクソン・ジャパンの代表取締役社長であるマイケル・エリクソン(Mikael Eriksson)氏と野崎 哲 氏写真1:エリクソン・ジャパンの代表取締役社長であるマイケル・エリクソン(Mikael Eriksson)氏と野崎 哲 氏

−−ITサービス事業を強化していると聞くが、移動体通信機器大手というエリクソンのイメージからは遠い。

マイケル・エリクソン(以下、エリクソン) 2015年に創業139年を迎えるエリクソンは、確かに重厚長大なイメージが強いかもしれない。だが、これまでも常に変革を続けてきたし、そのスピードは増している。例えば、ここ10〜15年で、全売上高にハードウェア事業が占める割合は73%から34%に下がっている。つまり、既にソフトウェアやサービスの売り上げが過半数を占めている。そうしたDNAを持つ当社が今、目指しているのが総合的なICT企業への変革である。

 これからの社会は、当社のビジョンでもある「ネットワーク社会」になっていく。当社はこれまで、携帯電話同士をつなぐための機器を提供してきた。今後は、接続することによって利点が得られるものは、すべてつなげていく。そのためにはクラウドコンピューティングやビッグデータのアナリティクスといった機能/サービスも提供するということだ。

野崎 哲(以下、野崎) 「エリクソンの変革」といってもドラスティックなイメージはないだろう。スウェーデンの企業らしく、地道にコツコツと変わってきたからだ。その結果として、世界180カ国で400を超える通信事業者を相手に事業展開が出てきている。「移動体通信のナンバー1」にこだわるような体質ではない。

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