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Pivotalジャパン、.NETとDockerに対応する「Cloud Foundry 1.6」の国内販売を開始

2015年11月6日(金)志度 昌宏(IT Leaders編集部)

米Pivotalの日本法人、Pivotalジャパンは2015年11月6日、PaaS(Platform as a Service)を実現するためのソフトウェア群「Pivotal Cloud Foundry」の最新版の国内販売を始めたと発表した。.NETアプリケーションとDockerイメージにネイティブに対応するほか、IaaS(Infrastructure as a Service)基盤に従来のAWSに加え、OpenStackとMicrosoft Azureを利用可能にする。

 「Pivotal Cloud Foundry」は、PaaS(Platform as a Service)を実現するためのOSS(Open Source Software)である「Cloud Foundry(CF)」のPivotalによるディストリビューション。最新版となる「Pivotal Cloud Foundry 1.6」では、よりアジャイルなアプリケーションの開発・実行に向けた強化を図っている。

 Pivotal CF 1.6での主な強化点は、(1)アプリケーション開発における.NETとDockerのネイティブサポート、(2)IaaS(Infrastructure as a Service)環境へのOpenStackとMicrosoft Azureの追加、(3)マイクロサービスとSpring Cloud Serviceの統合、(4)継続的なデリバリーに向けた各種ツールとの連携の4つ。

(1)アプリケーション開発における.NETとDockerのネイティブサポート

 次世代ランタイム「Diego」の実装により実現した。.NETアプリケーションとDockerイメージのアプリケーションワークロードとしてネイティブにサポートする。ただし、Dockerイメージはβサポートになる。

 .NETアプリケーションはCF上のWindows Server 2012 R2仮想マシンでネイティブに稼動する。ユーザー企業はLinuxベースとWindowsベースの両アプリケーションを、Pivotal CFから同一コマンドで管理できる。Dockerイメージのサポートにより、スケジューリングやヘルスチェック、ロードバランスなどPivotal CFが持つ機能をDocker ベースのアプリケーションで利用できる。

(2)IaaS(Infrastructure as a Service)環境へのOpenStackとMicrosoft Azureの追加

 Pivotal CFはこれまで、AWS(Amazon Web Services)と、米VMware の「vSphere」「vCloud Air」の3つ。今回、IaaS構築用のOSSである「OpenStack」にも対応した。対応するOpenStackのリリースは「IceHouse」と「Juno」になる。加えて、Microsoft Azureに対しても、Pivotalのプロフェッショナルサービス経由で早期アクセスをサポートする。ユーザー企業は、複数のパブリック/プライベートクラウドに対し、Pivotal CFからアプリケーションを展開/管理できる。

(3)マイクロサービスとSpring Cloud Serviceの統合

 マイクロサービスをベースにした分散型アプリケーションの開発・実行環境として「Spring Cloud Services for Pivotal Cloud Foundry」を搭載した。Spring Cloud Serviceは、分散システムの基盤機能を提供するOSS。動画配信大手の米Netflixなどが利用するOSS群を、Pivotalがディストリビューションする。開発者は、分散システムが求めるコンフィギュレーションやサービスディスカバリー、フォルトトレラントといった機能の実現をPivotal CFに委ね、アプリケーションの開発に集中できる。

(4)継続的なデリバリーに向けた各種ツールとの連携

 継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)を実現するために、GitLab、CloudBees、JFrogと協業し、各社のツールをPivotalのソフトウェアプロジェクト管理ツールである「Pivotal Tracker」に統合した。GitLabのソースコードリポジトリ、CloudBeesのJenkinsによる継続的インテグレーション、JFrog Artifactoryによるバイナリアーティファクト管理などである。.NETやDocker、マイクロサービスなどのアプリケーションの構築・展開を容易にする。

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