[事例ニュース]

流通経済大学がID管理システムを導入、クラウドとオンプレミスが混在する学内システムへのシングルサインオンを実現

2016年9月13日(火)笹田 仁(IT Leaders編集部)

流通経済大学は、学内システムへのシングルサインオンを実現するためにID管理システムを導入した。クラウド上のシステムだけでなく、学内に残るオンプレミスのシステムのIDまで管理することで、学内システムへの完全なシングルサインオンを実現した。プロジェクトを支援した富士通エフサスが、2016年9月12日に発表した。

 実業に強い人材の育成を目標としたカリキュラムが定評を得ている流通経済大学。構内に大規模な無線LAN環境を構築するなど、学生のITリテラシー向上のための環境整備にも力を入れている。また、出席調査システムや就職支援システム、テストおよびeラーニングのシステムなどをクラウドを利用して構築し、コスト効率の良い学内システムを作り上げている。

 しかし、クラウド上に構築したシステムが増えてきたところで、問題が発生し始めた。システムごとに異なるIDとパスワードを設定していたが、その管理がシステム管理者にとって重荷になっていたのだ。パスワードを忘れてしまった学生への対応にも手間取るようになっていた。そこで、クラウド上に構築したシステムに加えて、オンプレミスに残ったシステムで利用するIDを管理するシステムの導入を決めた。

 システム導入作業は2015年の夏季休業中に済ませ、2015年の9月から稼働を始めた。これで、Google Appsやサイボウズガルーンなど9種類のシステムへのシングルサインオンが可能になった。また、このシステムは龍ヶ崎キャンパスと新松戸キャンパスの両方に導入しており、どちらかに障害が発生しても、もう一方のキャンパスのシステムで両方のキャンパスにシングルサインオン環境を提供し続けるようにした。 

図 ID管理システムが様々な認証サーバーと連携してシングルサインオン環境を実現している(出典:富士通エフサスのリリースより)
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 ID管理システムを導入した結果、学生は1回のサインオン操作で、複数の学内システムを利用できるようになり、システムごとに異なるIDとパスワードを利用する必要がなくなった。パスワードを忘れる学生も1/10以下に減少し、忘れてしまった学生のための再設定作業も簡単に済むようになった。

 また、学生の入学、卒業など、まとまった数のユーザーを登録あるいは削除する際の作業もID管理システムで済ませれば良くなったので、システム管理者の作業負荷が軽くなった。今後新しいシステムを構築しても、今回導入したID管理システムで管理できるので、シングルサインオン環境を維持できる。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 学校法人日通学園 流通経済大学
事業内容 私立大学
導入システム ユーザーID管理システム
導入目的 学内システムへのシングルサインオンの実現
主な利用製品 ユーザーID管理システム(富士通エフサスが支援)


 

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