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NEC、IoTネットワークを自動で管理・制御可能な基盤を開発

2016年10月21日(金)IT Leaders編集部

NECは2016年10月20日、ネットワークを自動で管理・制御可能な基盤「IoT(Internet of Things)サービスイネーブラ」を発表した。次世代無線インフラのアーキテクチャの1つである「MEC(Mobile Edge Computing)」にも利用できる。

 「IoT(Internet of Things)サービスイネーブラ」は、IoTサービスで利用するセンサーやカメラなどからの情報、ネットワーク状況などを基にして、ネットワークリソースを自動で管理・制御する。

 ネットワークの効率的な運用を可能にし、低遅延や高速通信が必要なサービスの確立と、ネットワークの運用コストや設備投資の効率化を支援する。例えば、低遅延な通信が必要な自動運転サービスと、数時間に1度の通信を行う自動販売機の在庫管理サービスが同じネットワーク上で利用されている場合、自動運転サービスに多くのネットワークリソースを自動で割り当てる。

 具体的には、IoTサービスに利用されるセンサーやカメラなどが取得した情報と、モバイルネットワークのトラフィックの特性・状況を、リアルタイムに把握・分析する。そのために、サービスに利用するアプリケーション、「3GPP」で規定されたネットワーク、「OneM2M」で規定されたセンサーやカメラなどとのインターフェースを搭載している。

 各IoTサービスが必要とするネットワーク性能や、センサーやカメラなどが取得した情報やネットワークのトラフィックの特性・状況の分析結果を基に、各サービスに適したネットワークリソースの割り当てやネットワークの設定変更などを自動で行う。

 3GPP(3rd Generation Partnership Project)とは、携帯端末などの通信規格の標準化を行うプロジェクトのことで、OneM2Mとは、M2M(Machine to Machine)に関するグローバル標準仕様を策定するプロジェクトのこと。

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