NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2017年6月14日、複数のシステムで利用するAPI(Application Programming Interface)を統合管理し、外部との接続を支援する「API Gateway as a Service」を発表した。スムーズなAPI連携でデジタルビジネスをサポートする。提供は2017年7月中旬に開始する。
「API Gateway as a Service」は、API(Application Programming Interface)の認証や権限管理を一括で行え、多数のAPIが存在する場合でも管理を効率化する。外部連携機能(APIマッシュアップ)を標準で備えており、ほかのサービスとのAPI連携を迅速かつ容易に実行可能だ。運用自体を委託できる保守運用プランがセットになっているほか、API公開に向けてのコンサルティングや導入支援プログラムなどもオプションとして提供する。
異なるインターフェースのAPIを統一した仕様に変換したり、一括して認証したりといった基本的な機能に加え、グループ単位でアクセス制御が可能な権限管理機能を備えている。またDDoS対策・マネジメントセキュリティサービスなどの高度なセキュリティ対策機能を利用することもできる。
IaaS(Infrastructure as a Service)基盤はNTT Comの「Enterprise Cloud」および、「Hybrid Cloud with Microsoft Azure」に対応しており(対応IaaSは今後順次追加予定)、既存環境と親和性の高いIaaSを選ぶことが可能だ。保守運用サポートもセットになっているため、APIマネジメント基盤の導入や環境整備・保守運用の手間を省ける。
API Gateway as a Serviceの価格は、要問合せ。