[新製品・サービス]

日立、新材料開発の期間・コストの削減を支援するサービスを提供

2017年10月12日(木)IT Leaders編集部

日立製作所は2017年10月11日、素材メーカー向けに新材料開発の期間・コストの削減を支援する「材料開発ソリューション」を発表した。AI(Artificial Intelligence)を活用したマテリアルズインフォマティクスに基づくデータ分析支援サービスなどを提供する。2017年11月1日に提供開始する。

 日立製作所の「材料開発ソリューション」では、材料開発に関するシミュレーションデータや実験データといった材料データの高速な分析と可視化を可能にする「材料データ分析環境提供サービス」や、日立が材料データを預かりAI(Artificial Intelligence)などを活用して分析を代行する「材料データ分析支援サービス」などを提供する。効率的な新材料の探索や性能検証とともに、実験回数や関連コストの削減など、材料開発の効率化を支援する。

 材料データ分析環境提供サービスは、マテリアルズインフォマティクスに必要となるシステム環境をクラウド形態で提供するサービスだ。材料開発に関する膨大なシミュレーションデータや実験データを高速に分析し、磁場や温度、圧力などによって、材料特性の変化がいつ・どの箇所で発生するかをWebブラウザー上でグラフ化や3次元表示することができる。

 マテリアルズインフォマティクスは、シミュレーションデータや実験データを分析し、材料特性や知見を見出すことで新材料開発に向けた研究の方向性をデータから検証する手法のこと。

 材料データ分析支援サービスは、日立が材料のシミュレーションデータや実験データを預かり、分析を代行する。機械学習やAIなどを活用して、材料特性の推測や今後の実験候補を提示することができる。

 そのほかに、分析システムの活用方法の問い合わせなどシステム利用をサポートする「材料データ分析運用サポートサービス」と、研究内容やデータ様式に合わせた分析システム基盤のカスタマイズを提供する「材料データ分析アプリカスタマイズ」も用意している。

 材料開発ソリューションの価格は、いずれも個別見積になる。

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